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成熟に向かって

大人になったと感じた時はいつかという調査がありました。最も多かったのは、経済的に自立した時、家を買った時でした。自炊を始めた時、病院などの予約を自分で取り出した時という答えや、夕食をスナック菓子で済ませる自由を得た時、土曜日の夜は出かけず自宅でくつろぎたいと思った時、という面白い返答もありました。どれも何らかの行為を指して大人のあかしと語っています。

神の救出作戦

通報を受けた警察官が駆けつけ、投光器を照らすと、1台の車が線路に乗り上げていました。パトカーの車載カメラには、こちらに向かって来る巨大な機関車が映っています。証言によれば、列車は時速80kmから130kmぐらいの高速で走っていたそうです。その警察官は、躊躇なく行動し、列車が衝突する直前に気を失ったドライバーを車から引きずり出しました。

賢い人が家を建てる

イザベラ・ボームフリーは、1797年、ニューヨーク州のエソパスに奴隷として生まれました。自分の子も、ほとんどが奴隷として売られました。しかし、1826年、娘ひとりを連れて逃亡し、支援を得て自由の身になると、家族離散を強いた不当な習慣に対して訴訟を起こし、幼い息子のピーターを取り戻しました。当時の黒人女性としては、驚くべき偉業です。彼女は、神の助け無しに子育てはできないと悟ってキリスト者となり、ソジャーナ・トゥルースと改名しました。これは「真理の寄留者」という意味で、神の真理を基として生きることを示したのです。

本当の自分

両親の古いアルバムには、ある少年の写真があります。丸顔でそばかすがあり、直毛です。アニメが好きで、アボカドが嫌いで、ポップグループABBAのレコードを持っています。そのアルバムには、10代の若者の写真もあります。面長でそばかすはなく、癖毛です。アボカドと映画が好きで、ABBAは聴きません。ふたりはあまり似ていません。科学的にも、皮膚や歯、血液や骨すべてが異なる細胞で形成されています。しかし、どちらも私なのです。人は一生を通して変化します。何が本当の私なのでしょう。

望みを抱いて待つ

休暇を過ごした町でウェイターのロジェリオと知り合いました。彼は、強い信仰と思いやりに富んだ妻のカリーが、神からのこの上ない贈り物だと語りました。最初の子どもが産まれた後、神はふたりにダウン症の姪の世話を託されました。間もなく、義母を引き取って介護することにもなりました。

完全な正義

冤罪で3人の10代の若者が逮捕されました。1983年、14歳の少年が銃撃された事件で終身刑に処せられた3人は、真犯人が見つかり無実が立証されるまで、36年間を獄中で過ごしました。裁判所は彼らを無罪放免する前に、謝罪声明を出しました。

嘆いても大丈夫

私はくずおれ、「神様、どうして助けてくれないのですか」と涙を流しました。2020年のコロナ禍の中、私は解雇された上、失業手当の手続きがうまくいかず、政府のコロナ給付金の小切手も届きません。愛の神は、私の生活を守ってくださると心の奥では信じていましたが、一時は見捨てられたように感じました。

立派な生活態度

オーストラリアの外科医キャサリン・ハムリンについて、彼女の死亡記事を読んで初めて知りました。キャサリンは夫とともに、世界で唯一の産科瘻孔の専門病院をエチオピアに設立しました。産科瘻孔(さんかろうこう フィスチュラ)は、肉体だけでなく精神的にも大きなダメージを女性に与えます。出産によって産道に穴が出来る疾患で、発展途上国で多くみられます。キャサリンはこの病気に悩む6万人以上の女性の治療を監督したといいます。

正義の神

罪をなすりつけるものを英語で「贖罪のやぎ」と言いますが、オレアリー夫人の牛は、さしずめ「贖罪の牛」でした。その牛は、1871年のシカゴ大火の原因と言われていました。火は3日間燃えつづけ、300人近くが死亡、3人にひとりが家を失いました。原因は、小屋のランタンを牛が倒したことと長年信じられていました。しかし、後日の検証で、市の警察消防委員会は、126年後に、牛と飼い主の潔白を認め、ある近隣住民の行動を精査すべきだったと結論づけました。