Category  |  仕える

思いがけない親切

友人がスーパーのレジに並んでいると、前の人が10ポンド(1500円)の割引券をくれました。寝不足で疲れていたせいか、彼女は不意の親切に泣き出し、今度はそんな自分がおかしくて笑ったそうです。思いがけない親切は、疲れ切った心を潤し元気をくれました。そして、赤の他人を通して良くしてくださった主に感謝しました。

ボートを持って来よう

ハリケーン•ハービーは2017年、テキサス州東部に猛烈な雨を降らせ、壊滅的な洪水をもたらし、何千人もの住民が自宅に取り残されました。その際「テキサス海軍」と呼ばれた働きを推進させたのは、多くの一般市民です。彼らは州の他の地域や州外から自分のボートを持って来て、被災者を救助しました。

落穂拾い

タンザニアの友人ルツの夢は、首都ドドマの荒れ地を再生して、夫に先立たれた女性たちが自活するための農場を作ることです。困窮した人たちの自活を助けるという彼女の夢の基は、神に対する愛です。また、自分の名前はルツ記に由来しているのだから頑張らなくては、とも思っています。

疲れてしまったとき

正しいことをすると、すごく疲れる場合があります。良かれと思ってしたのに「こんなことをして何になるのか」という結末です。最近、友人を励まそうと、よく祈り、よく考えてメールをしたのに、心無い返事を受け取って、そう感じました。「なぜこんなに誤解されるのか」と憤慨し傷つきました。

いつも仕える

教育心理学者ベンジャミン・ブルームが、子どもの才能の引き出し方に関する研究で、アスリート、アーティスト、学者など、120人のエリートの幼少期について調べました。すると、彼らには、集中して練習することを長年続けていたという共通点がありました。

時間の贈り物

メモには、やるべきことがいくつも並んでいます。まず郵便局に駆け込みました。すると、ドアの近くまで長い列ができています。私は苛立ち「もう!」とつぶやいて、時計を見ました。そんな時、見知らぬ老人が近寄ってきて「コピー機が使えません。お金は入れましたが、どうしたらいいのか分からないのです」と言って、私の後ろにあるコピー機を指差しました。私は神が何と言っておられるか、直ぐに分かりました。それで列に並ばず、彼の手助けをしました。問題は10分ほどで解決し、老人は、礼を言って去っていきました。それで列に並ぼうと振り返ると、もう誰も待っていません。まっすぐにカウンターに向かいました。

与える喜び

なぜか気だるい日が続いていました。週の終わりになって叔母が腎臓病と分かり、見舞いに行かなければと思いましたが、腰が重たいのです。けれども、何とか出かけていって、夕食をともにし、おしゃべりし、祈りました。1時間ほどで帰宅の途につきましたが、元気が戻ってきたと感じました。自分に焦点を向けるのではなく他の人のことを考えたことで、陰気な気分を抜け出せたのです。

逆境を乗り越える

私たちは責任を持って各々の目標に取り組むために、月に一度会って報告会をしています。昨年のメアリーの目標は、年末までに食卓の椅子を修理することでした。彼女は11月の集まりで「椅子の修理に10か月と2時間かかった」と報告しました。必要な材料が何か月も調達できず、仕事と育児の両立に苦闘し、中々着手できなかったのですが、修理の作業時間は、たった2時間でした。

自分のことを脇に置いて

芝生に倒れている巨木に比べて、そばに立っていた人たちは小人のようでした。杖をついた高齢の女性が、前夜の嵐がこの堂々としたニレの木を吹き倒したと言いました。唇をわなわな震わせ「美しい石の壁も壊れてしまったわ。結婚した時に主人が造った壁よ。ふたりして大好きだったのに。なくなってしまったわ。彼が逝ってしまったように」と嘆きました。