鎖を壊して
ザンジバル島のストーン・タウンにあるクライスト・チャーチ大聖堂を見学し感動しました。この地はかつて東アフリカ最大の奴隷市場でしたが、その地に大聖堂が建てられました。建築家は、この作品を通して、福音が奴隷の鎖を打ち壊したことを示そうとしています。ここはもはや、残虐非道な行いの地ではなく、神のあわれみが映し出される地になりました。
平和の秘訣
グレースは「平安」に満ちた特別な女性です。彼女と知り合って半年になりますが、心を乱した姿を見たことがありません。夫が難病と診断され入院したときも落ち着いていました。
それゆえにさげすまれ
スザンナ・シバーは、18世紀、名声を博した歌手でしたが、結婚問題のスキャンダルでも有名でした。それで1742年、ダブリンでヘンデルの「メサイア」が初上演されたとき、彼女が独唱者であることを快く思わない聴衆が、少なからずありました。
王の冠
家族でテーブルを囲んで座り、発泡スチロールの輪にひとりずつ爪楊枝を差しました。イースターの前の数週間、我が家では夕食の時に、こうして「いばらの冠」を作っていきました。一本一本の爪楊枝は、その日、自分がやってしまった過ち、そして、その報いをイエスが身代わりになって受けてくださったことを表しています。この行為を毎晩つづけることで、私たち家族は、自分がいかに罪深く、どれほど救い主を必要としているかを覚えることができました。
不完全でも愛されている
日本の食料品は、美味しいのは当たり前で見栄えも大切、品質を重視し、少し問題があるだけで廃棄されます。しかし近年「訳あり商品」が登場しました。それは欠点があっても処分されず、低価格で販売されます。例えば、ひびの入った煎餅などです。日本に住む友人は「訳あり」という言葉は人間に対しても使われ、明らかに完全でない人を指すと教えてくれました。
ヘリコプターの種
私の子どもたちは幼い頃、落ちてくる「ヘリコプターの種」をキャッチして遊びました。それは近所の家にある銀葉楓の種ですが、形がヘリコプターのプロペラに似ていて、春の終わりになると、くるくると回りながら落ちてきます。地面に落ちて新たな木になるためです。
空っぽが一杯に
子ども向けの人気本に、帽子を脱いで王様に礼をした貧しい少年バーソロミューの話があります。彼は何度も帽子を脱ぎますが、そのたびに別の帽子が頭に現れ、王様を怒らせてしまいます。彼は処罰のために連行され、その途中も帽子を脱ぎつづけますが、そのたびに別の帽子が現れます。その上、帽子はだんだん上等になり、最後には、高価な宝石や羽飾りまでつきました。すると、500個目の帽子を王様が気に入りました。バーソロミューは赦され、帽子を金貨500枚で王様に譲りました。ついに少年の頭から帽子は無くなり、彼は家族を養うお金を持って家に帰りました。
神を見ること
神の絵を描いているという少年がテレビ番組に登場したときのことを、牧師で作家でもあるアーウィン・ラッツァーが語っています。司会者が「神の姿を誰も知らないのだから、神の絵なんて描けない」と言うと、少年は「全部終わったら、きっと分かるよ」と宣言しました。
理解し面倒を見てくださる
無気力で社会に無関心な人が増えていることをどう思いますかと問われた人が、「そういうことには関心は無いので」と冗談まじりで返答しました。