Category  |  キリストのために生きる

委ねて静かに待つ

アデレード・ポラードのことは、あまり知られていません。彼女が脚光を望まない、謙遜な神のしもべだったからです。40歳の時、アフリカ宣教に召されていると強く感じましたが、扉は閉ざされ、大いに落胆しました。しかし「粘土が陶工の手の中にあるように、……お前たちはわたしの手の中にある」(エレ18:6)の御言葉を思い出しました。こうして、聖歌295番「成したまえなが旨」を書きますが、その中に「われはただ汝が手のうちにある土くれ」という歌詞があります。

耐え抜く力

牧師のマークは、35年に渡り、心を込めて二つの教会に仕えました。彼はマラソンランナーでもあります。牧師を引退する際の贈り物の一つは、新しいランニングシューズでした。私は20年以上前に一度、一緒に走っただけですが、彼は、これまで、いくつもの都市で、42.195キロの道のりを走ってきました。歓送会では、教会や地域の人々が、彼の実直な働きに謝意を述べました。神の力と恵みによって、マークは牧師として、有終の美を飾りました。

名もなき女性たち

シェリアは、テーブルを除菌クリーナーで拭き、使用済みの紙コップや紙皿の入ったごみ袋を結ぶと、それを手に部屋を見渡しました。教会の集会後の掃除担当として、最終確認をしたのです。その時、ある思いが心をよぎりました。「私の奉仕なんて、気付いてくれる人はいるのかしら」

元気をあげる

アメリカンフットボールのトラビス・ケルス選手に関する記事の中に、彼のコーチの言葉があり、明察だと思いました。「この世で出会う人は皆、エネルギーをくれる人か、吸い取る人かだ」

小さく始め、大きく育てる

エンジニアのチャールズ・エレット・ジュニアは1848年、ナイアガラ川に初めて架ける橋の施工法について考えていました。そして夢に示唆を受け、たこ揚げ大会を開くと、アメリカ人の青年、ホーマン・ウォルシュは、たこを川の対岸に着地させ、賞金を獲得しました。ホーマンのたこの糸は木に結び付けられ、その糸につり橋用の細いコードを結び、対岸からたこ糸を手繰り寄せました。そして、徐々に太いコードを結んでは手繰り寄せる、を繰り返して強度を上げ、最後に重いワイヤーケーブルを渡しました。ナイアガラ川のつり橋の建設は、小さな一歩から始まったのです。

敢然と立ち向かう

アフリカの水飲み場に置かれたライブカメラの衝撃のシーンを、母が実況中継のように詳細に語ってくれたことがありました。立派な角を持ち、簡単には怯まないはずのオリックス(ウシ科の大型動物)が、勇敢で騒がしいダチョウの群れに遭遇して状況が一変。長身の先頭のダチョウが、羽を大きく広げて揺らし、大きな鳴き声を上げ、地面を踏み鳴らして突進。その気迫に押されたのか3頭が逃げ出したといいます。私は「オリックスは自分たちの角の威力に気付いていなかったんだね」と言いました。

イエスのように

小型機の狭い通路にぬっと立ち上がった人は、『イエスのようになれ』という本をこれみよがしに持っていました。しかし、他の人を押しのけて荷物カートから自分のバッグを取っているのを目撃したのです。イエスの行動とは正反対です。

新生の生得権

全米プロバスケットボール(NBA)のチーム、ダラス・マーベリックスのオーナーが、シカゴのスポーツ・トーク番組の司会者に、こう申し出ました。「ダラス・マーベリックス」に改名すれば1500万円支払う、さらに、司会者が支援したい慈善団体にも1500万円寄付する、と。この司会者は、しばらく考えた後、きっぱり断りました。そして「金のためなら何でもすると言っているようで嫌だった。名前は生得権だ。私は品位と信用を保ちたい」と説明しました。

主に真摯に従う勇気

紀元155年、迫害が激化する中、司教ポリュカルポスは逮捕されました。信仰を捨てれば命は助かると説得されると、次のように答えました。「私は86年間主に仕えてきましたが主は私に何の悪事もなされませんでした。どうして今私を救ってくださった王を冒涜(ぼうとく)することができるでしょうか」。そして火刑になりました。彼の姿勢は、信仰の厳しい試練に直面した時、私たちを励ましてくれます。