Category  |  クリスチャンの共生

今日、私があるのは

トーマス・エジソンは、学校になじめず成績も良くない7歳の少年でした。ある日、先生から「とんま」と言われて憤慨し、翌日からは、教師だった母親と家で勉強することになりました。母の愛と励まし、そして天賦の才によって、エジソンは偉大な発明家になりました。彼は後に「今日私があるのは母のおかげです。必ずや立派になると真摯に信じてくれました。この人を失望させないように全力を尽くそうと思っていました」と書いています。

神はご存じ

大きな抽象画の下に絵の具の缶と筆が置かれていました。訪れたカップルは、それが誰もが参加できる「進行中の作品」と思い、一筆加えて帰りました。ところが、絵の具や筆は、作品の一部として置かれていたのです。防犯カメラの映像を見た関係者は、彼らの説明に納得し、告訴しませんでした。

真の自由

高校生の美鈴は電車の中で教科書を読んで下線を引いたり、余白にメモしたりしていました。ところが、近くの席の親子の会話を聞いて手を止めました。母親が図書館の本に落書きをしてはいけないと、子どもに諭していたのです。美鈴はペンを片づけました。その子は、自分の本と借りた本の違いが分かる年齢ではなさそうだったので、美鈴を見て、子どもが親の注意を聞かなかったら良くないと思ったからです。

おしゃべりバス

オックスフォードバス会社が2019年「おしゃべりバス」を運航すると、即座に大当たりしました。そのバスには、おしゃべりをしたい人と進んで会話する相手が、会社の計らいですでに乗り込んでいます。イギリス政府の調査によると、国民の30パーセントは、誰とも会話という会話をせずに過ごす日が週1日はあるそうです。このバスは、そういう調査結果を受けて始まりました。

仕えるために結び合う

自給自足で暮らすアーミッシュの村では納屋の建設は共同事業です。自分の家族だけなら数ヶ月かかる仕事を村民総出で素早くやってのけます。建材などを事前に準備した上で日時を決めると、村中の人が集まり、作業分担をして共に働きます。納屋は1日で完成することさえあります。

家族の一員

英国のテレビドラマ『ダウントンアビー』は1900年代初めの社会変化の波にもまれるクローリー家の人々を描いたフィクションです。主要人物の1人、トム・ブランソンは、お抱え運転手でしたが、当主の末娘と結婚して一家に衝撃を与えました。しばらくの勘当の後、2人は帰郷し、トムは家族に迎えられました。使用人時代には無縁だった立場と特権を手にしたのです。

生きている間に与える

人生後半の数十年、蓄財を寄付するために費やした大富豪がいます。北アイルランドの和平、ベトナムの医療システムの近代化など、様々な目的のために寄付をし、亡くなる直前には、ニューヨークのルーズベルト島を応用科学のハブセンターにするために、380億円相当を寄付しました。彼は「生きている間に与えるのが私の信念です。躊躇する理由など思いつかない……死んでからより、生きている間に与える方がずっと楽しいですから」と語りました。何と素晴らしい姿勢でしょう。

大ぜいの群衆

日曜日の朝、私たちはコロナ禍で離れ離れでしたが、喜びと期待を胸に礼拝に集い、ガヴィンとティハナの結婚を祝いました。スペインやポーランド、セルビアなどにいる親族や友人たちも参加できるように、ITに詳しいイラン人の友人が、式の様子を動画配信しました。この工夫によって、みんなは、二人の結婚の誓いを、制約のある中でも見守れたのです。神の御霊が私たちを一つにし、喜びをくださいました。

ひとりじゃない

南カリフォルニアのキリスト教団体のオンライン研修会にログインしました。参加者が挨拶を交わす中、コロラドから講師として参加した私は、知らない人ばかりの中で、よそ者のように感じました。しかし、私の教会の牧師や旧知の友人の顔がスクリーンに表れると、もうひとりではありません。神が助けを送られたようでした。