Category  |  神の愛と心配り

神のご計画は神の人々

私はある神学大学院の理事として、新学長の招聘(しょうへい)委員会の一員になりました。委員会で学長職に必要な資質や資格、経験などを列挙していると、この重責を担える人はいるのかしらと思ってしまいました。

意味を求めて掘る

我が家の新しい子犬ウィンストンは、かむ、寝る、食べるの他、穴掘りをします。真剣に、激しく、取りつかれたように堀って、土まみれになります。この子はなぜこんなに掘るのだろうと考えていてハッとしました。そういえば、私も掘ります。私に幸せをくれそうなものを次々と「掘る」傾向があります。それは、必ずしも悪いものばかりではありませんが、神以外のものに執着すると、泥にまみれながら、もっともっとと夢中に掘ってしまいます。

正当な評価を

ある非営利団体の設立50周年祝賀会で功績のあった人々、特に、何十年もその活動に関わってきた人々が表彰され、数百人の招待客にたたえられました。創設メンバーの一人は、「何千時間ものボランティア活動と何百万ドルもの寄付に支えられてきましたが、やはり、神なくしては、この成功はありません。多くの方々のささげ物と奉仕に感謝致しますが、何よりも神ご自身が全ての必要を満たしてくださいました」と述べました。

神はガも造られた

娘が「ぎゃあああ、パパ〜、すぐに来て!」と叫んでいます。とっさに、ガだと分かりました。春になると、ネブラスカの平原からコロラドの山々を目指してガの大群が大移動します。毎年、覚悟していますが、今年は特にひどいものでした。ガは、人間には迷惑ですが、鳥たちにはごちそうです。少し調べてみたところ、この地域に生息するツバメにとって栄養価の高い食べ物だそうです。彼らにとっては、まさに「マナ」です。

全ての言語で

アテネ中心部のある教会で、神の愛が母国の人々に届くように、仏語、独語、スロバキア語、ギリシャ語、英語など、さまざまな言語で祈りがささげられました。ペンテコステ当日だったこともあり感動はひとしおでした。

揺るがない信仰

息子が自閉症と診断され、ダイアンは不安でした。「私の亡き後、この子はどうなるのですか」と神に叫びました。すると神は、障害児の親の会に導いてくださいました。我が身の力不足を嘆いたり、自責の念や暗たんたる思いを感じると、ご自分を信頼するようにと励ましてくださいました。やがて、彼女は『揺るがぬ信仰』という本を執筆し、障害児を育てている人々に向けて、なえてしまった信仰が再起する希望を記しました。彼女の息子は成人しましたが、ダイアンの信仰は今も守られています。神は必ず自分と自分の息子をケアしてくださると信じています。

深い淵

サン・フルットゥオーゾ修道院は、イタリア北西部沿岸の徒歩かボートでしかたどり着けないへき地にあります。そこには美しい建造物に加えて、さらなる宝が存在します。水深約15メートルにたたずむ『深淵のキリスト』です。これは1954年、世界で初めて水中に設置されたイエスの彫像で、深淵から両手を天に上げています。

悲しむ神

トルコ東南部が、2023年2月、大地震に見舞われた時、衝撃的な報道写真が世界を駆け巡りました。がれきの中から伸ばされた娘の手を握る男性の姿です。ベッドのマットレスの端が見えています。男性が握りしめる手には生命がなく、彼の険しい表情には深い悲しみが如実に表れていました。

神の豊かさ

イネス・メヒア(1870-1938)は、51歳で大学生になり植物学を志しました。その後、植物学者として13年間、中南米各地を回り、500もの新種を発見しました。新種の発掘は彼女に限った活動ではありません。毎年、2千近くの新種の植物が発見されています。