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恩寵のリズム

友人夫婦は90歳代で、結婚して66年になりますが、家族のために自分史を書きました。最終章「父と母からの手紙」には、彼らが学んだ大切な教訓が記されています。そのひとつはこうです。「キリスト教は忙しくて疲れると感じるなら、それは宗教活動でありイエスと親しく交わっていることではありません。キリストと歩むなら疲弊しません。生気を回復し、人生に活力が与えられます」(マタ11:28-29)。

走ることと休むこと

トレイルランの米国選抜チームの元メンバー、トミー・マニングが、休養の重要性を訴える記事が目に留まりました。彼は運動後の身体には休養と回復が必要であると強調します。生理学によると、トレーニングの効果が身につくのは休養している間なのだそうです。マニングは「つまり、鍛錬と休養は同様に重要だ」と語ります。

あなたの荷を下ろしてください

田舎で軽トラックを運転していた人が、重い荷物を背負った女性を見かけました。車を止めて乗っていくよう勧めると、彼女は感謝して荷台に乗り込みました。ところが奇妙なことに、女性は車に乗ってもまだ、重い荷物を背負っているのです。運転手は言いました。「お願いですから、荷物を下ろして、ゆっくりしてください。このトラックは、あなたも、あなたの荷物も運べます。」

たましいの安らぎ

コンサートに来たというのに、やっかいな問題が頭から離れず、落ち着くことができません。しかし感謝なことに、それは長くつづきませんでした。美しい賛美歌に心が触れられていったからです。男性のアカペラ合唱団が、讃美歌298番「安かれわがこころよ」を歌いました。その歌詞を聴き、神だけが与えてくださる平安に思いを巡らしていると涙があふれてきました。

走れ、走れ!

目覚まし時計が鳴りました。もう朝です。長い一日の始まりです。仕事、会合、人の世話…。やらなければならないことが山ほどあります。あなたに限ったことではなく、私たちの多くは、走れ、走れと毎日、馬車馬のように追い立てられています。

驚くべき愛

旧約聖書の史実の中で、最後の一大事はエルサレム帰還です。神は捕囚の民をエルサレムに帰らせ、再び住まわせてくださいました。人々は故郷に戻り、神殿を再建し、城壁を修復しました。このことはエズラ記とネヘミヤ記に記されています。

セルフケア

手術をした夫に付き添っていたとき、美容室の予約があったことを思い出しました。ぼさぼさに伸びた髪を手でかきあげながら、「キャンセルしなくちゃ」と言うと、娘が行ってくるようにと言います。私は「だめよ、カットなんて。ここに居なくちゃ」と答えました。すると娘は「私が付き添っているから」と言い、「ママ、セルフケアよ。自分の世話をきちんとしていた方がパパの役に立つのよ」と説得しました。

ひとりの時間

コメディアンのフレッド・アレンは、「『セレブ』とは、有名になるために必死で頑張って、そうなれば気付かれないようにサングラスをかける人のこと」と言いました。名を成して注目されると、なかなかひとりにさせてはもらえません。

安息への招待状

救急病棟に入院した友人が、ベッドの横で他の患者たちが痛みにもだえ苦しむ声を聞き、心が動揺しているのが分かりました。彼らのために祈りながら、私は改めて人生のはかなさを思いました。古いカントリーウエスタンの歌詞が思い浮かびました。私たちはただ、この世を通り過ぎていくだけなのです。