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セルフケア

手術をした夫に付き添っていたとき、美容室の予約があったことを思い出しました。ぼさぼさに伸びた髪を手でかきあげながら、「キャンセルしなくちゃ」と言うと、娘が行ってくるようにと言います。私は「だめよ、カットなんて。ここに居なくちゃ」と答えました。すると娘は「私が付き添っているから」と言い、「ママ、セルフケアよ。自分の世話をきちんとしていた方がパパの役に立つのよ」と説得しました。

ひとりの時間

コメディアンのフレッド・アレンは、「『セレブ』とは、有名になるために必死で頑張って、そうなれば気付かれないようにサングラスをかける人のこと」と言いました。名を成して注目されると、なかなかひとりにさせてはもらえません。

安息への招待状

救急病棟に入院した友人が、ベッドの横で他の患者たちが痛みにもだえ苦しむ声を聞き、心が動揺しているのが分かりました。彼らのために祈りながら、私は改めて人生のはかなさを思いました。古いカントリーウエスタンの歌詞が思い浮かびました。私たちはただ、この世を通り過ぎていくだけなのです。

スイッチを切る

子どもたちがまだ小さかった頃のことです。ウィスコンシン州の田舎に私の祖父母を訪ねました。そこにはテレビの電波があまり来ていませんでしたが、祖父母にとって、テレビはどうでも良いことでした。

フラフープから学ぶ

子どもの頃、大好きだったフラフープが、また流行っています。当時、私は友だちのスージーと庭の芝生で何時間も過ごし、技を極めようとしたものです。私たちは、どちらが長くフープを回しつづけられるかを競い合いました。今年は、あの頃の思い出に浸ることがよくありました。

ペースを落として

少し前のことですが、左肩と腕が痛み、親指から前腕にかけて発疹ができ、ひどく痛みました。また、毎日、体がだるく疲れていました。がまんできなくなって医者に診てもらうと、帯状疱疹だと言われました。抗ウイルス薬を処方してもらいましたが、治るまでには数週間かかると言われました。

休息の時

私が飼っているゴールデン・レトリバーは、興奮しすぎると発作を起こします。ですから、落ち着いてもらわなくてはなりません。私たちは優しく犬を撫で、穏やかな声で「伏せ!」と指示して、寝転がらせようとします。ところが、「伏せ!」と言われると、犬は目をそらせて不満そうな様子を見せます。しかしついに、「あきらめた」とばかりに大きなため息をついて床に伏すのです。

甘美な休息

寝返りを打ったり、枕の位置を変えたり形を整えたりしても、何をどうしても眠れないときがあります。ある新聞のコラムは「良い眠り」のためのアイデアを色々紹介していましたが、結局のところ、万能な策は無いと結論づけていました。

スローなペース

作家ブルース・フェイラーは、大腿骨に癌があると診断され、誰かに支えてもらわなくては歩くことができない、という状況が一年以上も続きました。松葉杖を使ってひとりで歩き回ることを覚え、そして、ゆっくりしたペースで生活することをありがたく思うようになりました。フェイラーは「この経験から得た最大の教訓は、スローなペースで生きるという発想です」と語りました。