一貫した生き方
ダニエル書を学んでいる時、ダニエルが獅子の穴に投げ込まれるのを回避しようとすれば、それは簡単だったと気づいてハッとしました。ダニエルはバビロン王朝の大臣でした。彼に嫉妬していたライバルの大臣や太守は、日々神に祈るという彼の一貫した行動に目をつけ策略を巡らしました(ダニ6:1-9)。ダニエルは彼らのたくらみを十分承知していたので、事態が落ち着くまで密かに祈ることもできました。しかし、彼はそういう人ではなかったのです。
私を力づけてください
シンガポールの初代首相リー・クアンユー氏は、今日のシンガポールの発展を造り上げたと評価されています。リー氏の首相在任中、シンガポールは成長して豊かになり、アジアの先進国に数えられるようになりました。彼は長期にわたって国の政治をつかさどり、難しい状況や批判に直面したこともありました。投げ出したいと思ったことはありますか、と質問されると、リー氏はこう答えました。「人生をかけて取り組もうと決めていました。」
置き去りにする
息子が18歳になって運転免許を取得し、自分ひとりで財布を持って出歩くようになってから一年くらいの間、彼が置き忘れた財布を見つけたという電話が何度もかかってきました。私たちは息子に、財布を置きっぱなしにしないように気をつけなさいと注意しました。
あなたの神を選べ
ギリシャ神話をテーマにしたオンラインゲームのコマーシャルが目に留まりました。軍隊、神話の神々、英雄、冒険のゲームです。中でも注意を引いたのは、ゲームの始め方です。まず、オンライン登録し、自分の神を選び、そして、自分の帝国を築くという手順です。
何と、「神を選ぶ」のです。コマーシャルではさらりと言っていますが、この世で最も危険な行為の特徴が現れていると思い、私は大きな衝撃を受けました。ゲームの中では、神を選ぶことは大して重要ではないかもしれません。しかし、実生活では、ゆゆしい問題です。その選択次第で、どこで永遠を過ごすかが変わってきます。
イスラエルは、その土地の神々に取り囲まれていました。その中でヨシュアは、あなたの神を選びなさいと、民に言い渡しました。決して安易な気持ちで言ったのではありません。また、自らの決意も述べました。聖書は語ります。「川の向こうにいたあなたがたの先祖たちが仕えた神々でも、今あなたがたが住んでいる地のエモリ人の神々でも、あなたがたが仕えようと思うものを、どれでも、きょう選ぶがよい。私と私の家とは、主に仕える」(ヨシ24:15)。
ヨシュアの時代と同様、現代人にも多くの選択肢があります。しかし、賢明な選択は唯一、真実の神を選ぶことです。ヨシュアは「私と私の家とは、主に仕える」と言いました。これこそ、正しい選択です。
日ごとに
バスケットボールが大好きな少年ジョニーは、1924年に田舎の小さな中学校を卒業しました。貧しくて卒業祝いを買えない父は、なんとか息子の門出を祝おうと心のこもったカードを贈りました。そこには、父親自身の7つのモットーが書かれており、「これがお前にとっても座右の銘となるように」とありました。その中の3つは次のようなものでした。
愛する神のために
◆ 詩篇46-48
◆ 使徒28
数年前、私たちの教会では、数回の礼拝メッセージを通して、旧約聖書の幕屋について学びました。神はアカシヤ材で机を作って、その上に「供えのパン」を置くように命じられました(出25:23-30)。私は、この部分からメッセージを取り次ぐ準備として、人生初の断食を数日間行いました。「人はパンだけで生きるのではない、人は主の口から出るすべてのもので生きる」(申8:3)という真理を実際に体験したかったのです。自分の大好きな「食べる」という行為を、最愛の神のために絶ってみたかったのです。そして、断食をしている間、イエスがマタイの福音書6章16~18節で教えているとおりにしようと決めました。
日々励む
◆ エゼキエル書3-4
◆ ヘブル11:20-40
真理のみことばをまっすぐに説き明かす、恥じることのない働き人として、自分を神にささげるよう、努め励みなさい。―Ⅱテモテ2:15
国際的に評価の高いヴァイオリニストの五嶋みどりは、よい演奏をするためには毎日じっくり練習することが不可欠だと信じています。彼女は1年間に90回の演奏会という多忙なスケジュールのかたわら、毎日平均5、6時間は練習しています。ジェーン・アマソンはノースウエスト航空の機内誌に、彼女の言葉を書いています。「仕事のために練習しなければいけません。それも毎日。肝心なのは、時間の長さではなく、練習の質です。ヴァイオリンを弾けば練習したと思っている学生もいますが、彼らは聞いていないし、見ていません。教本を開いているだけで、勉強しているとは言えません。」
人気
◆ イザヤ書34-36
◆ コロサイ2
こういうわけで、弟子たちのうちの多くの者が離れ去って行き、もはやイエスとともに歩かなかった。 ―ヨハネ6:66
人気は移ろいやすいものです。政治家に聞いてごらんなさい。当選直後、どんなに人気があったとしても、支持率は任期中に確実に下降していきます。
イエスの人気も鋭い下降線をたどりました。5千人に食べ物を与えた時、人気は絶頂でした(ヨハ6:14-15)。けれどもイエスが「天から下って来た」と群衆に話されると、人気は急落しました(38節)。この驚くべき公言に対する反応は、つまるところ「一体自分を誰だと思っているんだ」というものでした(41節参照)。