Category  |  終末論

見える!

初めて眼鏡をかけた3歳のアンドレアスは、「鏡を見てちょうだい」と言われて、自分の姿をちらりと見た後、満面の笑みを浮かべて父の方を向きました。父は息子の頬を伝う涙をそっと拭いながら「どうしたの?」と尋ねました。息子は父の首に腕を回し、「パパが見える」と。それから頭を後ろに傾けて父の目を見つめました。「パパが見える!」

全ての悲しみ

エミリー・ディキンソンは19世紀の詩人です。「悲しみに出会うといつも比べる。目を凝らして探る。その重さは私のものと同じか、それとも軽いかしらと」と、人が心の傷をどのように背負い続けているかを考えます。すると「刺し通す慰め」をカルバリで見て、自分の傷が救い主の傷に映るのを見ます。彼女はためらいながらも「そう見なすと心が踊る。その傷は、私のものに似ている」と、唯一の慰めに思い至ります。