兄弟姉妹
南カリフォルニアの経済が低迷した時、ボブ・ジョンソン牧師は、困難にだけではなく、チャンスにも目を留めました。市長に面会を要請して、市のために教会ができることはあるかと尋ねました。市長は驚きました。普通、人は助けを求めて陳情に来ますが、この牧師は、教会員ともども働くと言ってきたのです。
常識を覆す
荒野の旅は大変ですが、アウトドア派の人たちにとっては魅力的です。そこではフィルター付きの水筒を持参し、途中の川などで給水します。この水筒は傾けても水が出ません。ここから飲むには、通常と正反対のことをします。つまり、水筒に思いっきり息を吹き込むと、水がフィルターを通って出てくるのです。
開いた手
ビディ・メイソンは1891年、墓標のない墓に埋葬されました。奴隷だった人にはよくあることですが、彼女ほど成功した人なら別のはずです。ビディは1856年、裁判で自由を勝ち取ると、看護技術と事業努力で一財産を築きました。その後、移民や受刑者の窮状を知り慈善活動に乗り出したので、人々は助けを求めて彼女の家の前に列をなしたといいます。そして、自由人となって16年後の1872年、ビディと娘婿は、私財を投じてロサンゼルスに第一アフリカン・メソジスト監督教会を設立しました。
キリストに仕える
ある友人が、「仕事は事務だと言うと、見下したような顔をされたりもするけれど、誰の下で働いているかが分かると、驚いて、羨望のまなざしを向けられるのよ」と言いました。つまり、職業には上下があるけれども、その仕事で資産家や有名人とつながっているならば、話は別だと世の人は考えているようです。
あなたの目的
ある暑い日。テキサス州西部の町で姪が見たという女性は、意外なことが書かれた板を持って信号の脇に立っていました。
日々の雑用
私が通った中高一貫校では、ラテン語が4年間必須でした。私たちの先生は反復練習を重視していて、一日に何度も「繰り返しは学習の母」と生徒たちに唱和させました。一方、私たちは「繰り返しは馬鹿げている」とこっそりつぶやいたものです。
ピープル・パワー
電車に乗ろうとした人が足を滑らせ、車両とプラットホームの間に太股まで挟まってしまいました。数十人の乗客が救助に駆けつけ、ありったけの力を振り絞って隙間を広げ、挟まっていた人を無事助け出しました。鉄道会社の広報部のデイビッド・ハインズ氏は、インタビューに応えて言いました。「乗降客のみなさんが協力してくれたおかげで、大けがをしたかもしれない人が無事でした。いわばピープル・パワーです。」
年齢は関係ない
デイブ・ボーマンは、50年間続けてきた歯科技工の会社の経営から勇退するつもりでした。糖尿病を患い、心臓手術もしたことでその決心は固まりましたが、スーダン難民の話を聞いて、5人の青年のスポンサーとなりました。そのことが、彼の人生を大きく変えました。
仕える人
泣いている赤ん坊にミルクを飲ませ、上の子がなくしたおもちゃをベッドの下から引っ張り出し、夫といっしょに青いネクタイを必死になって探しながら、「私はだれの召し使いでもないのよ」と叫びました。けれども、後で聖書を読むと、「食卓に着く人と給仕する者と、どちらが偉いでしょう…しかしわたしは、あなたがたのうちにあって給仕する者のようにしています」