話す前に考える
家族で日本旅行を楽しんだチェンは、有名なレストランで最高の食事をして帰国の途につこうと計画していました。ところが、妻が行き方を調べておかなかったので時間が無くなり、ご馳走を食べそこねてしまいました。彼は妻に文句を言いましたが、しばらくすると言い過ぎたと後悔しました。自分で行き方を調べることもできたはずです。妻が旅行を計画してくれたおかげで素晴らしい一週間が過ごせたのに、感謝の言葉をかけていなかったことにも気づきました。
完全な祈りのパートナー
親しい人があなたのために祈っている声ほど心地よい音はないでしょう。思いやりと信仰による洞察力のこもった祈りを聞くと、天国が地に降りて来たような気持ちになります。
怒りの管理
あるとき夕食を共にした友人が、実は、家族のひとりにうんざりしていると言いました。その人には彼女を無視したり、馬鹿にしたりという悪い癖があるのですが、彼女はそれを指摘できないと言います。以前、思い切って意見したところ辛辣な言葉を返され、堪忍袋の緒が切れてしまいました。そして口喧嘩になり、ふたりの溝が深まったからです。
怒る代わりに
ある朝、フィオン・マルホランドは自分の車が無くなっているのに気づきました。うっかり駐車禁止区域に止めたため、放置車両と見なされ牽引されたのです。オーストラリアの西海岸の都市パースでのことでした。状況からして、彼は5~6万円ほどの罰金を支払うことになるでしょう。マルホランドはかなり落ち込みましたが、車を引き取る際は冷静でいようと決めました。彼は、この状況を描写したユーモラスな詩を書き担当者に見せました。その人は詩を気に入り、険悪な雰囲気になることもなく車を引き取ることができました。
健康に良いもの
私が住む町、ガーナのアクラでは、タクシーやミニバスの運転手の喧嘩がたびたび起こります。不注意な運転にカッとなった人が悪態をついて、口論がエスカレートします。しかし以前、違ったケースを目にしました。タクシーの運転手が注意を怠って、危うくバスにぶつかるところでした。私は、厳しい表情のバスの運転手が怒鳴ると思いましたが、この人は「しまった」という顔のタクシーの運転手に向かって、笑顔を見せました。その効果は絶大です。タクシー運転手は手を挙げて謝り、走り去っていきました。その場の緊張は解かれたのです。
静かにゆっくり話す
◆ 士師記7-8
◆ ルカ5:1-16
柔らかな答えは憤りを静める。―箴言15:1
アメリカの有名な俳優であり、映画の象徴的存在であるジョン・ウェインは、「静かにゆっくり話せ。しゃべりすぎるな」と語ったものでした。私にとって彼のアドバイスは、簡単に従えるものではありません。私は早口ですし、いつも物静かに言葉数少なく話すわけではないからです。しかし、自分の口をコントロールするという考え方は、怒りに対処するときには有益です。聖書は「語るにはおそく」(ヤコ1:19)なければならないと教えていますし、「柔らかな答えは憤りを静める」(箴15:1)とも述べています。