手を振る女性
ジョージア州サバンナの港に19世紀の終わりから20世紀はじめに入港した船は、見慣れた人に出迎えられました。「手を振る女性」として知られるフローレンス・マータスです。彼女は44年間、昼はハンカチ、夜はランタンを掲げて、世界各地からやって来る大きな船を迎えました。サバンナのモレル公園には今も、フローレンスと忠犬の像が立ち、入港する船を歓迎しています。
助けに来ました
ジェイコブ・リースは19世紀のジャーナリストで、当時のニューヨーク市の貧困をまざまざと映し出し、他人事には無関心な一般大衆にその現実を知らしめました。彼の著書「対岸の生活」は、自身の写真と文章で構成されており、その赤裸々な描写は、絶望的なまでの貧困が確かに存在するという現実を一般の人たちに突き付けました。リース自身、15人兄弟の3番目として生まれ、どん底の貧しさを経験したので、真に迫るものを書くことができたのです。
ウェブ利用上の知恵
多くのウェブサイトには読者の感想や意見を書き込む場所がありますが、どれほど評価の高いサイトであっても、悪意ある暴言や根拠のない侮辱、失礼な投稿をする人はいるものです。
誰のゴミ?
浜辺に落ちていた空瓶を拾って、5メートルほど離れたゴミ箱に投げ入れながら、私は「たったこれだけの距離なのに、ゴミを捨てに行かないなんて…」と夫に愚痴を言いました。「他人のことを考えずに浜辺を汚して、何様のつもりかしら。観光客の仕業であって欲しいわ。地元の人間が自分たちの浜をこんな風に扱うとは考えたくないもの。」
私のやり方
小さな男の子がふたりで、棒と糸を使った複雑なゲームで遊んでいました。数分後、年上の子がもうひとりに向かって不機嫌そうに言いました。「そうじゃない。〇〇君は、違うんだ。これは僕のゲームだから、僕のやり方でするんだ。〇〇君には、もうやらせない!」あらまあ。自分のやり方で…という欲望は、幼いときから始まります。
生徒の涙
アラスカで炊き出しをしている団体の活動に、高校生といっしょに参加しました。4人の生徒たちは、20歳代のホームレスの男性が自分の信念について語るのに耳を傾けてから、優しい態度で福音を伝えました。愛を込めて、イエスを信じて得る希望を語りました。私は生徒たちの対応に感動しました。しかし残念ながら、彼は「自分でよく考えてみる」とは言ってくれませんでした。
戦地からの手紙
アンドリュー・キャロルは、戦時中に戦地から家族や友人へ宛てられた手紙を捨てないようにと、20年以上もの間呼びかけています。キャロル氏は、カリフォルニア州チャップマン大学のアメリカ戦中信書センターの責任者で、手紙は、家族のかけがえのない絆を深めたり、互いを理解する扉を開いたりすると考えています。キャロル氏によると、若い世代がこれらの手紙を読んで深い興味を示し、「戦地に赴いた人が耐え忍び、犠牲にしたものが何かがやっと分かった」と語っているといいます。
火の会話
私の出身地のガーナ北部では、12月から3月の乾期になると、よく山火事が起こります。炎に包まれた広い農地を見たことがありますが、その原因は、暖炉の火の不始末やタバコのポイ捨てです。乾燥した草原では、ほんの小さな炎が大火災を引き起こします。
舌の賢い使い方
人間の身体で最も強い筋肉は何でしょう。それは舌だという人もいますが、正解か否かは分かりません。筋肉は単独では動かないからです。