上からの知恵
化学の授業中にその実験を行ったら、「優」がもらえたかも知れません。それなのに高校生のキエラ・ウィルモットは、爆発物使用容疑で起訴されました。彼女は先生に実験の許可をもらうつもりでしたが、そんなことはせずにやってしまおうと友人たちに説得されたのです。プラスチックのびんの中で薬剤を混ぜると爆発が起こりました。こうして不本意ながら、騒ぎを起こしてしまいました。
金の継ぎ目
英国コッツウォルズ地方を旅行したとき、おみやげにボーンチャイナのマグカップを購入しました。気をつけて使っていましたが、そのうちのひとつが台所の流しに落ちて割れてしまいました。日本には金継ぎという芸術があることを最近知ったのですが、そのとき、このマグカップのことを思い出しました。
名人の手で 修復される
傑作と言われる芸術品が時の経過によって古びて損なわれたとき、それを復元しようという試みは、いつの時代でも行われてきました。復元に成功した修復もありますが、貴重な作品を台無しにしてしまった修復もありました。古代ギリシアの人物像のいくつかや、ダ・ビンチの2作の絵画はその例です。
父がイエスに出会った日
私の祖父や父、叔父たちは強く頑固な男たちで、当然のことながら、押しつけがましく伝道する人たちを敬遠していました。父のハワードが治療の難しい進行性のがんだと診断された時、私は非常に心配して、あらゆる機会をとらえては、父にイエスの愛について話しました。ところが父は私を尊重しながらも、「知る必要のあることは知っている」ときっぱり言って、この種の会話を終わらせました。
世界最速の 歩行者
都市生活のペースを測る調査が32カ国で実施され、最速とされたのは私が住むシンガポールでした。ニューヨークの人は18メートル歩くのに12秒かかりますが、シンガポールの人は10秒55しかかかりません。アフリカのマラウイ共和国の都市ブランタイアに住む人にいたっては、31秒60もかかりました。
忘れられた 思い出
最近、幼なじみが中学時代の陸上部の写真をメールしてくれました。粒子の荒い白黒写真には、ぼんやり覚えている当時の仲間たちと、ふたりのコーチが写っていました。それを見た瞬間、800メートルや1,500メートルを走っていた当時の幸せな記憶がよみがえってきました。それは楽しい思い出でした。しかし、自分はいとも簡単にそれらを忘れ、次に進んでいったんだ、とも思いました。
シュレックに会おう
羊のシュレックは群れからはぐれてしまい、行方不明になりました。6年後、ニュージーランドの高地にある岩だらけの洞窟でシュレックは発見されましたが、発見した人は、それが羊だとは分かりませんでした。その人は、「まるで聖書に登場する生き物のようだった」と言ったそうですが、ある意味ではそのとおりです。シュレックを見れば、羊飼いから離れた羊がどのようになるのか分かるでしょう。
にっこりして!
最近読んだ研究レポートによると、にっこりすることは健康に良いそうです。それによると、にっこりすると心拍数が下がって、ストレスが軽減するといいます。
小羊の光
人は太古の昔から、太陽の光が昼を、月の光が夜を照らしてくれると考えて、その光に頼ってきました。足元を照らすためであれ、豊かな大地の恵みを受けて育った作物を収穫するためであれ、人間にとって光は不可欠です。神は、太陽と月という素晴らしい器を用いて、私たちに光を供給しつづけてくださいます。創世記は、神は「大きいほうの光る物には昼をつかさどらせ、小さいほうの光る物には夜をつかさどらせた」と語ります(創1:16)。