心臓の不思議
私たちの心臓は、毎日約10万回拍動して身体の隅々まで血液を送ります。これを一年に換算すると3千500万回、平均寿命では28億回拍動することになります。医療科学によると、心臓が一回収縮する時の力は、手のひらにテニスボールを置いてぎゅっと思い切り握る程度の力だそうです。
新生
赤ん坊を見ると笑顔になるのはなぜでしょう。赤ん坊がやって来たり、赤ん坊の声が聞こえてくると、何をしていても手を止めて、その小さな子どもに目をやる人が大勢います。このことに気づいたのは、父を訪ねて老人ホームへ行ったときでした。そこに住むほとんどの人は、車いすを使っていたり、認知症を患っていたりしますが、赤ん坊を連れた家族が訪ねてくると、例外無くと言ってよいほど、彼らの目がうれしそうに輝き出し、そして場が活気づきます。これを見て、すごいなあと驚きます。
日の出
今朝の日の出は見事でしたが、私は忙しさのあまり、その素晴らしさを十分味わうことができませんでした。ちらっと見てすぐに、他のことに没頭してしまったからです。少し前にそのことを思い出して、今朝は神を礼拝するチャンスを逸してしまったと悟りました。
野のゆりを見なさい
私は自然を楽しんで創造主をあがめるのが好きですが、やりすぎかしらと思って不覚にも罪の意識を感じてしまうことがあります。そんなとき、イエスは自然を例に引いて、人々を教えられたと思い出します。心配しないようにと励ますときは、小さな野の花を例にとって、「野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえなさい」とおっしゃいました。花は労働をしませんが、神は美しく装ってくださいます。こんなにはかないものですら華やかに飾ってくださるのですから、私たちにはさらに良くしてくださらないわけがない、と結論づけられました(マタ6:28-34)。
神の創造物
ハッブル宇宙望遠鏡と動物園、そして歌っている子どもたち。これらの共通点は何でしょう。詩篇148篇によると、これらはみんな神の素晴らしい創造の御業を指し示しています。
身近な場所に神を見る
私の住む場所では、なんとも壮大な神の創造の御業を楽しめます。最近、近所の森をドライブしたのですが、周りの景色は息を飲むほどの美しさでした。輝く青い空を背景に、深紅や黄色のグラデーションが秋の木々を飾っています。そのさまは、まさに芸術でした。
見えない80パーセント
地球上のすべての生命体の80パーセントは、海に生息しているという話を聞いて驚きました。ほとんどの生き物は、私たちの目が届かない場所で生きているというのです。しかし、それならば、神の創造は私たちが見て楽しみ、感謝している以上に素晴らしいものだということになります。私たちは雄大な山脈、大海に沈む夕日など、壮大な美しさに感激し、神の創造をたたえます。一方で、神の創造がいかに繊細かについては見落としがちです。なぜなら、それを知るには、緻密な研究と調査が必要だからです。海に隠されているという大多数の被造物だけでなく、私たちの目には小さすぎて見えない被造物もあります。顕微鏡なら見える小さいものから、まだ発見されていない宇宙まで、すべてが私たちの創造主の御業です。すべてのくすしい御業は、人の目に見えるものも見えないものも、創造主であられる神の栄光を現しています(ロマ1:20)。
宇宙の音楽
米国NASAの観測所で、ハミングする巨大なブラック・ホ-ルが発見されました。地球から約2億5千万光年彼方の銀河系ペルセウス星団に位置するブラック・ホールは、Bフラットの響きを放っています。しかし、ピアノの中央の「ド」から57オクターブ下の音だという計測結果が出ており、人間の耳では感知不能です。
飛ぶ奇跡
蝶は、神の被造物の中で、いちばん美しいもののひとつといえるでしょう。色鮮やかな羽、優美な飛び方、また渡りの行動パターンには驚かされるばかりです。蝶々は、私たちの目を楽しませてくれるだけではありません。神の創造の御業が、どれほどすごいのかという実例をも示してくれます。