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これ以上の愛はない

1年で聖書を!
◆ Ⅱ列王記1-3
聖書のみことば ヨハネ15:1-13
 
人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。―ヨハネ15:13

ビルは妻といっしょにロッキー山脈にドライブに出かけ、トラックと接触しそうになりました。とっさにハンドルを切ったところ、車は道路下のコロラド川に転落しました。ふたりは沈んでいく車からはい出して、懸命に急流をかき分け、岸辺を目指しました。事故に気づいたトラックの運転手は川岸に降りて、彼らに向かってロープを投げました。ビルは妻の後ろから泳ぎ、ロープをつかめるように押したので、運転手は彼女を岸に引き上げることができました。しかし、ビルはそのまま下流に流され、亡くなってしまいました。愛する女性のために命をささげたのです。

準備しよう

1年で聖書を!
◆ Ⅰ列王記5-7
聖書のみことば ローマ5:1-11
 
今すでにキリストの血によって義と認められた私たちが、彼によって神の怒りから救われるのは、―ローマ5:9

娘のメリッサは同年代の子どもと同じように、大人になる準備に励んでいました。学校では大学進学を目指すコースに入って、大学入学適性試験の申し込みも済ませました。大人になるためには学業の他にも必要な学びがあります。例えば、対人関係のスキルです。

感謝の行動

1年で聖書を!
◆ 士師記9-12
聖書のみことば ミカ書6:1-8
 
主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか。―ミカ書6:8

少年の私を誰よりも良く知っていたのは、私をキリストの救いに導いてくれたフランシス・アレン牧師です。彼は、悔い改めを強く迫る厳しい礼拝メッセージをよく語りました。しかし、ひとたび講壇を降りれば、神のやさしさを完璧に映し出すような温厚な方でした。

新しい心を得る方法

聖書のみことば エゼキエル書36:26-31
 
あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。―エゼキエル書36:26

友人のマイクは心臓移植学の専門医です。そしてエゼキエル36章26節を、多くの人は分かり得ないであろう感覚で理解し、感謝しています。彼は心臓移植手術患者の術前術後ケアを担当しているので、執刀医が、病気で変色した心臓を摘出し、ドナーが提供したピンク色の「新しい」心臓を移植するとき、手術室にいることがよくあるのです。

拒絶された光

1年で聖書を!
◆ ミカ書4-5
◆ 黙示録12
聖書のみことば ヨハネ12:35-46
 
わたしは光として世に来ました。わたしを信じる者が、だれもやみの中にとどまることのないためです。―ヨハネ12:46

冬至に皆既月食。前回は1638年だったというこの現象が、2010年12月21日の夜中に起こり、私は、それを見る機会に恵まれました。地球の影が明るい満月をゆっくりと覆い、そのせいで月の色は濃い赤になりました。これは、驚くほどに美しい自然現象でした。しかし、これを見ていて思ったのは、自然の闇というのは神の創造の一部だが、霊の闇はそうではないということでした。

クリスマスの旅

1年で聖書を!
◆ オバデヤ書
◆ 黙示録9
聖書のみことば ガラテヤ4:1-7
 
定めの時が来たので、神はご自分の御子を遣わし、 ―ガラテヤ4:4

ナザレからベツレヘムまで、どのくらいの距離でしょうか。もし、これがアメリカのペンシルベニア州のナザレから同州のベツレヘムまでなら、15キロメートル足らずです。車で10分ほどの距離です。しかし、身重の妻と一緒に出かけたヨセフのように、ガリラヤのナザレからユダのベツレヘムまで行くのなら、130キロメートル近くあります。ヨセフと妻マリヤは、おそらく一週間ほどかけて、そこに到着したことでしょう。けれども、快適なホテルで過ごしたわけではありません。ヨセフは家畜小屋しか見つけられず、そこでマリヤは「男子の初子」を産んだのです(ルカ2:7)。

主にある希望

1年で聖書を!
◆ アモス書7-9
◆ 黙示録8
聖書のみことば イザヤ書53
 
処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を「インマヌエル」と名づける。―イザヤ書7:14

クリスマスパーティーから家族で帰宅する途中、雪景色の車窓に田舎の小さな教会が見えました。白い電飾で「希望」とつづられたクリスマス飾りは、遠くからでもよく見えました。私は暗闇に輝く文字を見ながら、イエスは昔も今も変わらず人類の希望だ、と改めて思いました。

平和

1年で聖書を!
◆ エゼキエル書47-48
◆ Ⅰヨハネ3
聖書のみことば コロサイ1:19-29
 
あなたがたも、かつては神を離れ、……今は神は……あなたがたをご自分と和解させてくださいました。―コロサイ1:21-22

平和はアダムとエバの時代に失われました。禁断の木の実を食べて自分たちが裸であることに気づくやいなや、ふたりは互いに相手を責め始め(創3:12-13)、神の平和な星に対立を持ち込みました。このふたりの末裔(私たちも含まれる)は悲しいことに、祖先の悪い模範に倣っています。私たちは自分が間違ったときでも他人のせいにする一方で、誰かが失敗したときには、責任をたらい回しにすることに腹を立てるのです。自分の不幸を他人のせいにするなら、家族や教会、地域社会や国家を分裂させます。私たちは平和を作ることができません。誰に責任を負わせようかと、犯人捜しに夢中になるからです。

行為と結果

1年で聖書を!
◆ エゼキエル書37-39
◆ Ⅱペテロ2
聖書のみことば ローマ5:12-19
 
もしひとりの違反によって多くの人が死んだとすれば、それにもまして、神の恵みとひとりの人イエス・キリストの恵みによる賜物とは、多くの人々に満ちあふれるのです。―ローマ5:15

ポートランドを出発してシアトルに向かっていた旅客機がハイジャックされました。1971年11月24日、20万ドル(当時の7,200万円)の身代金を要求し、要求が受け入れられなければ飛行機を爆破すると脅した容疑者は、D.B.クーパーという男だと言われています。飛行機は、身代金受け取りのために着陸した後、再び離陸しました。そして男は飛行機の後方からパラシュートで飛び降り、夜空へと消えていったのです。今でも捕まらず、事件は未解決のままです。この事件により、不安と恐怖が信頼と安全に取って代わり、結果、空港警備体制は劇的に強化されました。クーパーの犯した罪は、すべての人たちに影響を及ぼしました。