Category  |  祈り

しるしと気持ち

知り合いの青年は、しるしをくださいといつも神に求めます。それは必ずしも悪いとは言えませんが、彼の場合は、自分の気持ちがオーケーかどうかをしるしによって確かめたいのです。例えば「神さま、○○をしても良いですか。もし良いなら、○○が起こるようにしてください。そうすれば、あなたのみこころが分かりますから」と祈ります。彼は今、これで困った状況にいます。彼の気持ちは、○○ならばと祈ったしるしによって別れた女性とやり直すことなのですが、彼女の方は、それは神のみこころではないと堅く信じています。

祈る患者

新聞の死亡告知欄にアラン・ナニンガという人の記事がありました。この町の人で、「何といっても、キリストの証人として生涯をささげた人」だそうです。そこには彼の仕事や家族のこと、また、彼の闘病生活が10年にも及んだと記されていました。他の患者のために祈る奉仕を続けたので、「病院の人たちは彼のことを『祈る患者』と、敬意を込めて呼んでいた」と書かれていました。この人は、自分も大変だったのに他の人に手を差し伸べ、その人のために、またその人とともに祈りました。

やらなきゃならない

ジョーイーは祈って、子ども礼拝を始めました。そして、皆で歌いました。次に、アーロン先生を紹介して祈ると、6才のエマニュエルがごそごそし始めました。お話の始めと終わりにアーロンが祈ると、エマニュエルが文句を言いました。「これで4つ目のお祈りだよ。そんなに長くじっとしてられない!」

賛美と願い

犯罪に手を出すリスクのある若者を助ける「ティーン・チャレンジ」という働きが、ニューヨークで生まれました。その原点には、非常に献身的な祈りがあります。創立者のデイビッド・ウィルカ-ソンは、自宅のテレビを売って、テレビを見ていた夜の2時間を祈りにささげました。そして数か月後、彼は、この働きへの明確な導きを得ただけでなく、賛美と願いのバランスを学んだのです。

あなたのために祈っています

ややこしい状況や難しい問題に見舞われると、祈ってほしいとクリスチャンの友だちに頼みます。自分のことを心配してくれる人たちが祈ってくれるのは、心強いかぎりです。しかし、親しいクリスチャンがいなかったらどうでしょう。福音が禁止されている土地に住んでいる人もいます。そんなあなたのために、誰が祈るでしょう。

緊急の祈り

スタンリー・プレイムナスが2001年9月11日、ワールド・トレード・センター南棟の81階で働いていると、窓の向こうから突然、飛行機が近づいて来ました。スタンリーは、とっさに机の下に隠れて、「主よ、どうにもなりません。助けてください!」と祈りました。

あなたが祈ったから

心配ごとがあるとき、内に込めてしまいますか、それとも上に向けて放しますか。

あなたがいつもすること

軍の車列が出発しようとしたとき、若い兵士が慌てて軍曹の車の窓を叩きました。軍曹はいら立ち、ぶっきらぼうに「何だ?」と尋ねると、兵士は「あれをお願いします」と言います。「何だ?」と言うと、「軍曹がいつもなさることです」との返事。軍曹は、いつも出発前に車列の安全を祈っていましたが、今回はまだでした。彼はそのことに気づくと、重々しい態度で装甲車から出て、兵士たちのために祈りました。先の兵士は、自分の上官は祈る人だということに、価値を感じていたのです。

父は知っておられる

ある暑い夏の夜、まだ4才の私は、床に敷いたマットの上で父の横に寝ていました。母は当時、赤ちゃんがいて、別室で寝ていました。故郷のガーナ北部は、いつも乾燥しています。暑くて体中に汗をかき、喉が渇いたので、父を揺り起こしました。すると父は真夜中なのに起き上がって、水瓶から水を汲んで飲ませてくれました。父はいつも、そうでした。あの夜のように、優しく面倒見の良い父でした。私に必要なものをいつも与えてくれました。