過去を捨てて
クリス・ベーカーの仕事は、悲惨な生活の象徴だった入れ墨を芸術作品に変えることです。人身売買の被害者や闇の組織の一員になっていた人は、特徴的な名前や記号などを身体の一部に彫られています。クリスは、そのタトゥーの上に新しい絵柄を施し、美しい芸術に変えるのです。
新しい自分
自分のことを心配性だと言った人がいました。子どもが事故で怪我をしたとき、その性分を乗り越える方法を学びました。毎週友だちと会って話をし、神の助けと子どもの回復を祈ったのです。数か月の間、恐れや不安を神に祈っていくうちに、くよくよ心配していた自分が、祈りの戦士に変わっていると気づきました。そして、神が新しいアイデンティティー(自分)をくださったと思いました。不慮の事故による心痛と向き合い格闘したことで、彼女は信仰者として厚みを増したのです。
こぎつづけよう
私はC.S.ルイスの「ナルニア国物語」に登場する、勇敢な物言う小さなねずみ、リーピチープが大好きです。彼は「東の果て」に行き、キリストを象徴する偉大なライオン、アスランに会おうと決心して、こう宣言します。「わたしは、朝びらき丸でできるかぎり東へまいります。船がいけなくなりましたら、わたしの皮ばりの小舟に乗ってこいでまいります。あの小舟が沈みましたら、この四つ足をつかって東へおよぎます。そしてアスランの国につかないのに…これ以上泳げない時がきましたら、せめて日のさすほうに鼻づらをむけて、沈みましょう。」
偉大な文学
偉大な文学の条件は、読者を変えられるかどうかだという論評に、最近出会いました。この観点から見ると、聖書は常に偉大な文学です。
未消化の知識
外国語を学んでいる学生は、試験は解けるのに、実践ではさっぱりだとイギリスの外交官ランスロット・オリファント(1881-1965)は語り、「そういう未消化の知識は役に立たない」と自著に記しました。作家バルナバ・パイパーの気づきもそうでした。彼は、「正しい答えを知っているので、自分は神に近いと思っていた。しかし、それでイエスと親しい関係にあると考えたのは、とんだ勘違いだった」と述べています。
人生のための訓練
最近、心身の極限にチャレンジした女性と出会いました。登山家で死の危険を冒し、ギネス世界記録を樹立した人です。その人は今、全く別の挑戦をしています。障がい児の母親という、新たな挑戦です。登山に注いだ信仰と勇気を、母親業につぎ込んでいます。
ガラスの浜
カリフォルニア州フォートブラッグに20世紀初頭に住んでいた人たちは、家庭から出たゴミを近くの崖から海に投げ捨てていました。おかげで砂浜には、生ゴミ、空き缶や空き瓶などの不用品が、汚らしく積もっていました。そして、このゴミためは大きくなりすぎて対処のしようもなく、ゴミの投棄がなくなってからも町の恥でした。
新しく造られた者
若い頃勤めていた職場に、クリスチャンをからかって喜んでいる人がいました。彼は信じたばかりのクリスチャンや、イエスを証しようとする人を情け容赦なくやっつけました。この同僚がイエスに従うことは決してないだろう…、私はそう思って職場を後にしたことを覚えています。
健康診断
年に一度の健康診断がやってきました。体調もよく、健康上の問題はこれといってないのですが、定期的に検診を受けることは大切だと分かっています。自覚症状のない病気が隠れていたりするなら、後々大変なことになるかもしれないからです。医者に診察してもらい、隠れた問題を発見して、その治療をしてもらうことは長く健康であることにつながります。