Category  |  霊的な革新

思いやりの行動

帰宅した母が「エステラ、友だちのヘレン叔母さんからプレゼントが届いているわ」と言いました。私の家は裕福ではなかったので、郵便で贈り物が届くなど、クリスマスが二度来たようなものでした。この優しい叔母さんを通して、私は神に愛され大切にされていると感じました。

本当の自分を見つける

色あせたぬいぐるみが「きみは いったい だれなのさ」と自分に問います。ミック・インクペンの児童書「ぼくのなまえはイラナイヨ」の主人公は、屋根裏に置き去りにされたぬいぐるみです。家の人が引っ越す時に「それはいらないよ」と言ったのを聞き、それが自分の名前だと思いました。

愛は私たちを変える

私には深く傷ついた過去があり、夫と出会うまで親友は母でした。しかし結婚の7年後、夫婦関係は破綻寸前でした。私は幼稚園児の息子を連れて教会の礼拝に行きました。信頼してよいのか不安で、出口の脇に座りましたが、助けが必要でした。感謝なことに、教会の人たちが親身に世話をしてくれ、家族のために祈ってくれました。また、聖書を学び、祈ることを通して、神と親しい関係をはぐくむ方法を教えてくれました。キリストの愛とキリストに従う人たちが、私を徐々に変えていきました。

変えられ、そして変える

タニとモドゥペ夫妻はナイジェリアで育ち、1970年代に英国に留学しました。神の恩寵(おんちょう)によって救われ、すっかり変えられましたが、リバプールのアンフィールド地区を変える器として用いられるとは夢にも思いませんでした。そこはイングランドで最もひどい人種差別のある貧しい地区です。しかし、神を忠実に慕いつつ地域に仕える中で多くの人々に希望を届けました。彼らは活力あふれる教会を導き、さまざまな福祉事業を運営し、数え切れない人々に影響を与えています。

マナセは12歳でユダの王となり、国を変えました。まず国民を惑わせ、国ぐるみで悪事を重ね、神の警告を無視しました。そこで神は、マナセが捕虜としてバビロンに引かれるままにされました(Ⅱ歴33:1-11)。

マナセはへりくだって神に助けを求め、神は彼を赦してくださいました(Ⅱ歴33:12-13)。王は心を入れ替え、エルサレムの城壁を再建し、宮から異教の神々を取り除き(14-15節)、「主の祭壇を築き、…ユダに命じてイスラエルの神、主に仕えさせた」(16節)のです。国民は王の劇的な変化を目にする中で変えられていきました(17節)。

私たち自身が、神を慕い求めて変えられますように。そんな私たちを通して、地域が変わっていきますように。

光の中を歩む

月が隠れるとやみが村に降りてきました。稲妻が光り、雨風が暴れ、雷鳴がとどろきました。子どもの私は、怖くて寝付けず、恐ろしい怪物たちが、私に飛びかかろうと狙っていると怯えました。しかし、夜が明ける頃に嵐は静まり、鳥のさえずる穏やかな朝が訪れました。夜の闇の恐怖と昼の太陽の喜ばしさは極めて対照的でした。

神の愛を反映する

がんで闘病中の母を看病しました。母の毎日にはイエスとともに過ごす時間がありました。どんなに体調が悪くても、毎朝、聖書を読み、色々な人たちのために祈りました神を頼り、人に親切にし、人のために祈ったり、人を励ましたりしたいと願う姿は、母の信仰を物語っていました。天に召される日まで、神の愛を周りの人々に伝えましたが、自分の顔が主の恵みを映してどれほど照り輝いているのかは分かりませんでした。

持ち帰るもの

ジョン・F・バーンズ氏は40年間、ニューヨークタイムズ紙の記者として世界の出来事を伝えました。2015年、定年退職の際に書いた記事で、「決して忘れるな。どれだけ遠くに行ったかではなく何を持ち帰ったかだ」という、死の床にいた記者仲間の言葉を回想しています。

未完の作品

ミケランジェロは多くの未完成の作品を残しましたが、「髭の奴隷」、「奴隷アトランテ」、「目覚める奴隷」、「若き奴隷」という4つの作品は、わざと完成させなかったと言われています。永遠に奴隷であるならどんな気持ちなのかを示したかったのでしょう。

15分の挑戦

ハーバード大学で長年学長を務めたチャールズ・エリオット博士は、平凡な人でも良書を継続的に読むことで高い教養が得られると信じていました。そこで1910年、歴史、科学、哲学、美術などの良書から選りすぐりを集め「ハーバード・クラシックス」全50巻を編纂しました。そこには、1年を通して毎日8から10ページ読むようにとエリオット博士が作った読書案内があり、「1日15分」と題されていました。