谷をともに歩む
英国の奴隷制度を廃止させたウィリアム・ウィルバーフォースの叔母ハンナは、死の床で知り合いの死について述べた手紙を残しています。「あの親愛なる方が、栄光の内に、彼の愛してきた見えないお方、イエスのご臨在の中に今いるとは、何と幸いなことでしょう。私の心は喜び踊っています」。そして、自身の状況については、「良くても、悪くても、どんなときでも、イエスは、いつも通り素晴らしい」と記しました。
よく休みなさい
午前1時55分。スマホでチャットしたことが気になって寝つけません。私はくるまっていたシーツから抜け出して、そっとソファーに移動しました。そして、安眠術についてネット検索すると、逆に、安眠の妨げになることがヒットしました。長い昼寝、カフェインの摂取、夜の運動などです。夜遅くにスマホを見ることもよくありません。チャットはダメだったのです。よく眠りたければ、してはいけないことがたくさんあります。
感情を持っている
息子の薬物依存のことでシエラは疲弊していました。「情けないわ。祈ると涙が止まらない。信仰が薄いと神様に思われるかしら」と尋ねるので、「それは分からないけれど、神様は激しい感情を受け止めてくださるわ。私たちに感情があることはご存じだから」と答えました。そして、彼女の息子のために一緒に泣きながら祈りました。
嘆きの中の希望
ロンドンのタクシー運転手は、空港に向かう車内で、身の上話をしてくれました。戦争と貧困から逃れて、単身15歳でイギリスに渡り、11年経った今、家庭を持ち、家族を養うことができています。母国ではあり得ない幸いですが、今も親兄弟と離れ離れで辛いと嘆いていました。困難な旅路は、家族と再会するまで終わらないと語りました。
嘆いても大丈夫
私はくずおれ、「神様、どうして助けてくれないのですか」と涙を流しました。2020年のコロナ禍の中、私は解雇された上、失業手当の手続きがうまくいかず、政府のコロナ給付金の小切手も届きません。愛の神は、私の生活を守ってくださると心の奥では信じていましたが、一時は見捨てられたように感じました。
神のあわれみ
ジェームスが6歳のとき、兄のダビデが14歳の誕生日を目前に、スケート中の事故で亡くなりました。母のマーガレットは、ダビデが大人になる大変さを味わわなくてもよいと考えることで、息子を亡くした悲しみを乗り越えようとしていました。その考えは、ジェームス・バリーのファンタジー『ピーターパン』として、数十年後に花開きました。主人公が少年のまま年を取らない、子どもたちが大好きな物語です。想像を絶する心の痛みから、素晴らしいものが生まれたのです。
強さ
大きな木箱を組み立てる職人に、12歳のアルバートは尋ねました。「シンガーマンさん、なぜ泣いているの?」職人は答えました。「誰だって泣くさ。おやじもじいさんも泣いていた。」名作ドラマ「大草原の小さな家」の一場面です。職人は少年に優しく語ります。「棺を作るとき、涙はつきものだ。泣くのは弱虫だと言って泣かないやつもいるが、わしは素直に泣けてこそ一人前の男だと教わった。」
本当の気持ち
小説家で詩人でもあったビクトル・ユゴー(1802-1885)は、19世紀のフランス、政治や社会が目まぐるしく変化する激動の時代を生きました。代表作の「レ・ミゼラブル」は、一世紀以上経ってからミュージカル化され、人気を博しました。しかし、驚くには値しません。ユゴー自身も「音楽は、言葉で言い表せないながらも黙ってはいられない事柄を表現する」と語っているのですから。
別れと出会い
弟のデービッドが心不全で突然亡くなって、私の人生観は一変しました。彼は、7人兄弟の4番目でしたが、一番先に逝ってしまいました。予期せぬ死別は、私に熟考を促しました。歳を重ねると、家族にとって、将来は得ることより失うことが多いのは明らかです。出会いと同じくらい別れがやってくるでしょう。