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母のゴール

ジェフは母の容態が急変したと知って、すぐ飛行機で母のところへ飛んでいきました。そして、ベッドの脇に座り、彼女の手を握って賛美歌を歌い、慰めの言葉をかけ、「母さん、愛しているよ」と言いました。やがて彼女は息を引き取り、葬儀が営まれました。多くの人が訪れ、口々に謝辞を述べました。ジェフの母は、聖書を教える賜物があり、人の相談によく乗り、いくつもの祈り会をリードしていました。「あなたのお母さんは私にとって、神の恵みでした」と多くの人が言いました。彼女は人生の終盤まで、キリストに積極的に仕えました。キリストのために生きて、力強く最期を迎えました。

日の出

今朝の日の出は見事でしたが、私は忙しさのあまり、その素晴らしさを十分味わうことができませんでした。ちらっと見てすぐに、他のことに没頭してしまったからです。少し前にそのことを思い出して、今朝は神を礼拝するチャンスを逸してしまったと悟りました。

複雑な心境

私たち夫婦は結婚式の当日、実に複雑な心境でした。誤解しないでください。35年以上たった今でも、あれは素晴らしい出来事だったと言えます。けれども、結婚式のわずか数週間前に、妻の母親ががんで亡くなったのです。妻の叔母が「花嫁の母」の代役を立派に果たしてくれました。しかし、私たちは幸福の真っただ中にありながら、明らかに違和感がありました。母の不在が、すべてに影響を与えていたのです。

ストレッチ一回

サラは何年も腰痛に悩まされていて、ますますひどくなってきました。理学療法士に診てもらうと、毎日25種類のストレッチをするように言われました。それをすると少しはましになりましたが、完全に治ったわけではありません。そこでレントゲンを撮り、別の理学療法士のところに行くと、それまでのストレッチは止めて、一日一種類のストレッチを必要に応じてするように言われました。驚いたことに、その方法が最もよく効いたのです。

待てる神

クリスマスは待つ時と言えるでしょう。道路が混雑するので待ちます。買い物をしてレジに並んで待ちます。実家に戻ってくる親族の到着を待ちます。ご馳走がテーブルいっぱいに並ぶのを待ちます。心を込めて選んでもらったプレゼントを開けるのを待ちます。

すべてに定まった時期

米国のフォーク・ロック・バンドのバーズは、1960年代に「ターン・ターン・ターン」という歌をヒットさせました。この歌はビルボードのヒットチャートの首位まで登り、世界中で流行しました。人々はこの歌の歌詞に魅了されたようですが、おもしろいことに、それは最後の一行を除いては、旧約聖書の「伝道者の書」のみことばでした。

輝くいのち

国際バスケットボール連盟によると、バスケットボールは世界で2番目に人気があるスポーツで、世界中に4億5千万人ものファンがいるそうです。

人生を作り出す

自己啓発本にあった「あなたが得意なことだけをしなさい。あなたが最高に満足できるのは、そのような時なのだから」というアドバイスは、一見、役に立ちそうです。自分の求める人生を作るというのが、この本の著者の主張でした。しかし、みなさんの場合は分かりませんが、私の場合は、もし自分の得意なことだけをしていたら、結局は何も仕上がらないと思います。

人生の四季

私は、牧師として子育て中の多くの女性とともに歩んできました。病院に足を運び、この世に生を受けた赤ちゃんの誕生をともに喜びました。反抗期のティーン・エイジャーの娘や息子を心配して相談に来る母親たちには、神は子どもたちをしっかり見守ってくださると話して励ましました。また、病気やけがの子どもたちが眠るベッドの脇に母親たちとともに立ち、その心の痛みを受け止めました。子どもを亡くし、悲嘆にくれる母親たちとともに泣きました。

イエスの母マリヤも、この喜びと悲しみを経験しました。イエスがお生まれになったときは、どれほど嬉しかったでしょう(ルカ2:7)。羊飼いや博士たちが拝みに来たとき、心が踊ったでしょう(8-20節、マタ2:1-12)。剣が心を刺し貫く、とシメオンが預言したときは、どれほど不安だったでしょう(ルカ2:35)。そして、自分の息子が十字架の上で死んでゆくのを見て、胸をえぐられるような悲しみを体験しました(ヨハ19:25-30)。しかし、そんなひどい体験で母親としての人生が終わったのではありません。イエスは墓からよみがえり、マリヤは喜びました。

母親をはじめすべての人は、人生において素晴らしい喜びと深い悲しみを経験します。しかし、自らの人生を神に委ねるなら、人生におけるすべての四季が、神の永遠の目的に仕える奉仕となります。