一日中
ロンドンのウェストミンスター宮殿の大時計は、「ビッグ・ベン」の愛称で知られていますが、その素晴らしい鐘の音は、多くの人々になじみ深いものです。日本の学校では、始業と終業を告げるチャイムとしてよく使われています。このメロディーは、ヘンデルのメサイアからとられたと伝統的には考えられています。ビッグ・ベンの時計室に刻まれている詩は、時間の重要性を歌っています。
何もないところで支えられる
ナショナル・ジオグラフィック・ソサエティ出版の世界地図には、地球の質量は6.6×1021トンだという注記があります。しかし、これだけの重さを下で支えているものは何もありません。私たちの住むこの星は、時速訳1,670キロメートルで自転しながら、太陽の周りを回っています。しかし、それを気にすることはめったにありません。健康のことや人間関係、家計のやりくり等、生活の気遣いに追われて日々を送っているからです。
前線で率いる
スティーブン・アンブローズの著書『バンド・オブ・ブラザーズ‐男たちの深い絆‐』は、米国陸軍E中隊を追ったノンフィクションです。ジョージア州での軍事訓練から1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦、そして、欧州戦勝の日までの軌道が記されています。この期間の大半、E中隊を率いたのはリチャード・ウインターズでした。ウインターズは、自分が先頭に立って部隊を率いる優れた指揮官でした。戦場のウインターズがよく言った言葉は、「俺について来い!」です。他の指揮官なら、自分は安全な場所にいて、部下たちが戦ったかもしれません。しかし、E中隊の場合、先頭にいるのは指揮官のウインターズでした。
常に準備を
帰省していた息子が、ある朝私の書斎に来て「何をしているの」と尋ねたので、「日曜学校の準備をしているんだ」と答えました。そのときふと、書斎にいるときはいつも何かの準備をしていることに気づきました。私は、神が福音のために私を用いてくださっていることを感謝していますが、常に他人のために準備を整えておかなければならないのは、それなりのストレスがあります。私には大学の授業や教会のメッセージ、さまざまな提出書類の準備があるので、優先順序を正しく整えるのは容易ではありません。
そんなこんなで、準備について聖書が何か語っていないだろうかと興味をそそられ、調べてみました。すると、私たちは「常に準備をしておくように」と命じられていました。神に心をささげた人とは、いつでも神に用いられるように準備している人のことです(Ⅰサム7:3)。私たちには、よいわざを行う準備(Ⅱ テモ2:21)や霊的な真理を攻撃から守る準備(Ⅰペテ3:15)が必要です。また使徒パウロは、計画を立てて献金する準備をしなさいと教えています(Ⅱ コリ9:5)。
これは始まりにすぎません。神に喜んでいただく人生とは、知性や霊性の準備を怠らず、肉体の健康にも配慮した生き方です。しかし、だからといってストレスを感じる必要はありません。なぜなら、神が御自身の力で、私たちを導いてくださるからです。
神に導かれて準備しましょう。そして、神に仕え、神をあがめ、人々にイエスを伝えていきましょう。
聞こえない者が聞く
トーマス・ギャローデットは1814年に神学校を卒業しました。その後、説教者になるつもりでしたが、近所に住む9歳の女の子アリスに出会ってから思いがけない展開がありました。アリスは耳が不自由だったので、ギャローデットは棒で地面に字を書いてアリスとコミュニケーションをとりました。
神の声に耳を傾けているか
◆ Ⅱ歴代誌30-32
子どもの頃、夏になると1~2週間ほど祖父母の家で過ごしていました。家の前の通りは、線路で行き止まりになっていました。そういう立地だったので、到着した最初の晩は、貨物列車が通過する音や警笛の音で夜中に何度も起こされました。
「変化の」新しい見かた
◆ Ⅰ列王記8-10
人は変化を嫌うとよく言われますが、そうでしょうか。私たちは悪い変化は嫌いますが、良い変化は歓迎します。より高い地位や高額な給料が約束されるなら、喜んで転職するでしょう。より良い地域により大きい家が買えるなら、喜んで引っ越すはずです。つまり、イヤなものは変化ではなく、変化に伴って(物質的なものだけでなく心理的なものも含めて)何かを失うことです。