日の出
今朝の日の出は見事でしたが、私は忙しさのあまり、その素晴らしさを十分味わうことができませんでした。ちらっと見てすぐに、他のことに没頭してしまったからです。少し前にそのことを思い出して、今朝は神を礼拝するチャンスを逸してしまったと悟りました。
愛の力
指導力について書かれた本がベストセラー入りをすることはよくありますが、そのほとんどは、どうすれば強い影響力を持った指導者になれるかという指南書です。しかし、ヘンリ・ナーウェンは「イエスの御名で ~ 聖書的リーダーシップを求めて」で、指導力について違う視点で書いています。著者は元大学教授ですが、成人の発達障害者施設で数年間働いていました。そしてこう書いています。「問われるべきは、どれだけの人間があなたに耳を傾けるか、どれだけのことを達成できるか、結果を出せるかではありません。あなたはイエスを心から愛しているか、なのです。…孤独と絶望に満ちた世の中で、神の心を分かっている人が本当に求められています。神の心とは、赦したり、心配したりする心です。手を差し伸べ、癒しを求める心です。」
音楽の力
男声合唱はウェールズの文化に深く根づいています。第二次世界大戦以前には、ウェールズのグリークラブ(男声合唱団)とドイツのグリークラブは良きライバルでした。しかし、戦争を経て両者の友情は敵意に変わってしまい、戦後になってもわだかまりが残っていました。両者は、自分たちの合唱団の間を行き来したトロフィーに書かれていたメッセージによって、徐々に緊張関係を乗り越えていきました。そこには、「友だちだから話そう。兄弟だからともに歌おう」と書かれていたのです。
誰も来なかった夜
偉大な作曲家、バッハにまつわる物語です。ある冬の夜、バッハは新曲を披露することになっていました。会場の教会は聴衆でいっぱいだろうと考えながらやって来ると、一人も来ていないと告げられました。バッハはまったく動揺した様子もなく、楽団員たちに予定通り演奏すると告げました。彼らがそれぞれの持ち場につくと、バッハは指揮棒を振り上げました。誰もいない教会が荘厳な音楽で満たされました。
お帰りなさい
ジムは10歳の時にキリストに従っていこうと決心しましたが、15年後、その決意は消えかけていました。今を楽しむという生き方をして、悪い習慣も身につけていました。しばらくして、人生の歯車が狂い出しました。仕事がうまくいかなくなり、3人の家族をほとんど同時に亡くしました。恐れと疑いにさいなまれ、どうすれば良いのか分からなくなりました。そんなある日、詩篇121篇2節のみことばが目に止まりました。「私の助けは、天地を造られた主から来る。」このみことばが、ジムの不安や迷いを断ち切ってくれました。神のもとに戻り、助けを求めると、神は喜んで彼を受け入れてくださいました。
褒める
最近、20万人の労働者を対象に、自らの生産性を向上させるために何が必要かというアンケート調査が行われました。その中で、上司に要望することがらの第一位だったのは、褒めることと認めることでした。この調査は、褒められることや認められることが、人間の基本的欲求であることを示唆しています。
王の献酌官
私の好きな聖書の一節で仕事に適用できるのは、ネヘミヤ記の1章と2章です。ネヘミヤはアルタシャスタ王に仕えていましたが、エルサレムがいまだ廃墟のままであることを悲しんでいました。アルタシャスタ王は、ネヘミヤが非常に模範的な使用人だったので、彼を助けることで彼に栄誉を授けようとしました。
確率を超えて生きる
誰もがある程度、確率を意識しながら暮らしています。たとえば降水確率が20%の場合、傘を持って出かけることは少ないと思いますが、90%なら確実に持って行きます。確立が高いほど、私たちはそれをあてにします。それが賢い選択だと思っているからです。
綱引き
近所の書店が模様替えをしたというので足を運んでみると、宗教書コーナーには、占いやオカルトなどの本が増えていました。この書棚を見ていると、まるで光と闇が綱引きをしているようです。通路に面して片側にキリスト教関連の本が、反対側にオカルト関連の本が並んでいて、その数はほぼ同じです。