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危険な近道

最近、私の国で選挙がありましたが、知り合いの貧困家庭の母親は、おむつひと袋で買収されてしまいました。彼女と選挙について話し合ったことがあったので、これにはがっかりさせられました。「あなたの信念はどうなったの?」と尋ねても、彼女は黙っているだけです。その候補者が当選してから半年、税金はさらに上がりました。すべての物が値上がりしています。おむつも例外ではありません。

脱出の道

ウエストバージニア州のアパラチア山脈に沿って走るハイウェイ77号線には、あちこちに退避所が設けられています。これは半舗装の車線で、10キロ程度の距離で高低差が400メートル以上ある坂道に設けられています。曲がりくねった坂は、ドライバー、とりわけトラック運転手にとっては難所です。

C.S.ルイスからの手紙

ニューヨーク市のブルックリンに住んでいた高校生ハーヴィ・カールセンは1961年9月、イギリスのC. S. ルイスに手紙を書きました。ルイス著の『悪魔の手紙』を読んだハーヴィは、「この本を執筆中、サタンの妨害を受けましたか。もし受けたなら、どうやってそれに対抗しましたか」と質問しました。

見えない危険

子どもの頃のこと、私たちの家族は危うく大惨事を免れたことがあります。当時、暖炉をはじめ家の主な設備は、ほとんど天然ガスを使っていましたが、ガス管からわずかにガスが漏れていて、私たちの生命をおびやかしたのです。小さな家にガスが充満し、私たち家族はガス中毒になって気を失ってしまいました。近所の人がたまたま立ち寄って発見してくれなかったら、私たち家族は全員、この見えない危険な敵に殺されていたことでしょう。

キリストの弟子である私たちは、自分が見えない危険に囲まれていることを知っています。誘惑という毒のある現実と、人間であるがゆえの弱さは、私たち自身や私たちの人間関係を危うくします。しかしながら、我が家のガス中毒事件とは違って、これらの見えない敵は、外からのものではありません。それは、私たちのうちに宿っています。ヤコブは、「人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです」と書いています(ヤコ1:14)。

私たちは罪を犯してしまう性質を持って生まれてきました。また、目には盲点があって自分の弱点が見えません。これらは合わさって、私たちを間違った選択にいざない、破滅させてしまうかもしれないのです。しかし唯一、神に従うなら、神は私たちの心の状態を聖書のみことばを通して示されます。そして、みことばを行う人となって、主なる神に喜んでいただける人生を送ることができます(23-25節)。

たくわえる

1年で聖書を!
◆ 詩篇73-75
聖書のみことば 詩篇119:9-16
 
あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。―詩篇119:11

私が生まれたとき、曾祖父エイブラム・ヘスはすでに視力を失っていました。彼は旋盤を使って美しい木工作品を作ることで有名でした。また、聖句をよく引用することでも知られていました。彼と友人のイーライは、よく互いにみことばをやりとりしていました。

今回だけ

1年で聖書を!
◆ 詩篇34-36
聖書のみことば 詩篇19:7-14
 
あなたのしもべを、傲慢の罪から守ってください。―詩篇19:13

子どもの頃、ロープで操縦する乗り物に乗ってよく遊びました。家の車庫から道路に出ていく通路を走っているとき、「車が来ていないか左右を良く見てから道路に出なさいよ」という両親の言葉が頭をよぎりました。しかし、今回だけはいいや、と思ったのです。次の瞬間、キーッというタイヤの音が聞こえました。

現代でも真実

1年で聖書を!
◆ 出エジプト記9-11
◆ マタイ15:21-39
聖書のみことば使徒17:16-31

 
アテネでふたりを待っていたパウロは、町が偶像でいっぱいなのを見て、心に憤りを感じた。―使徒17:16

アイルランドのダブリン市にあるチェスター・ビーティ図書館には、古代の聖書の断片が数多く収蔵されており、紀元2世紀のものもあります。

軌道を外れる

1年で聖書を!
◆ 詩篇66-67
◆ ローマ7

 
神よ。あなたは私の神。私はあなたを切に求めます。水のない、砂漠の衰え果てた地で、私のたましいは、あなたに渇き、私の身も、あなたを慕って……
―詩篇63:1

私は、宇宙の奥深くまで探査ロケットを送れるようになったことに、今さらながら驚いています。けれども、考えてください。もし、探査ロケットが火星に行く途中で、つまらないものの引力に捕まってしまったら、何と無駄なことでしょう。気をつけてください。私たちの人生には、それと同じようなことが起こり得るのです。