Month: 6月 2013

欲張りな 鳥たち

毎年、ハチドリのためにえさ場を作ってあげます。すると、せわしない小鳥たちがやって来て、えさ場を取り合います。「テーブル」には4つの席を設けてあるのですが、彼らは先客の席が気になるようで、それを横取りしようとしてけんかになります。それぞれの「席」には、下にあるひとつの容器から同じシロップが提供されています。すべての席に同じ食べ物があるのですから、私は、この鳥たちの強欲な負けん気にあきれるばかりです。

避け所の岩

休暇を取って訪れた地は、大きな湖のほとりでした。岸辺を散歩していると、大きな岩が積み重なっている場所がありました。近づいてみると、岩と岩のくぼみの中に、小さな野花が育っています。その場所には、ちょうど良い量の日光と水があるのでしょう。よく根付いて元気そうでした。また、そこは守られた場所です。岩に囲まれているため、強風にやわらかい葉があおられることもありません。

痛みに負けず

野球殿堂入りを果たした捕手のゲーリー・カーター(1954-2012)はクリスチャンでした。19年間の現役生活は、信仰から力や忍耐を得て頑張った戦いの日々でした。2012年、カーター選手が57歳の若さで脳腫瘍により亡くなると、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の記者アンドリュー・クラバンが彼を追悼し、カーター選手が自分の人生に与えた影響について書きました。

全部のことばが重要

キム・ピークは、サヴァン症候群(並外れた記憶力を持つ)で、シェークスピアの全作品を暗記していました。あるとき「十二夜」を観劇していて、役者が台詞の中の単語をひとつ飛ばしてしまったことに気づきました。そして突然、「ストップ」と言って立ち上がったのです。役者は謝罪しましたが、それを気にする人はいないだろうとも言いました。するとピークは答えました。「シェークスピアは気にすると思いますよ。」

安全ベルト

私ならば絶対にしないことに、最近トライした同僚がいます。バンジー・ジャンプです。その同僚の話は、興味深くも恐ろしくもありましたが、ゴムロープ一本で吊るされ、何十メートルもの高さから真っ逆さまに飛び降りるなど、どう考えても楽しいとは思えません。それはさておき、同僚の話によると、ジャンパーはゴムロープだけではなく、ふたつ一組の頑丈な装着帯をつけていて、それが命綱なのだそうです。確かな設計と過酷なテストをクリアした安全ベルトをつけることによって、彼は安心して谷に向かって飛び降りることができたのです。

強い人

何年か前、夜遅くにエレベーターに乗っていた時のことです。周りには何人かの男性がいましたが、皆疲れているようで、しょぼくれていました。そのとき、エレベーターが止まり、カウボーイ風の男性が乗り込んできました。年季の入った帽子に染みのついた羊皮のコート、そしてウエスタンブーツをはいて、堂々としています。彼は、私たちをじろっと見ると、しわがれた太い声で挨拶をしました。すると、私も含めてみんなは、びしっと背筋を伸ばし、胸を張り、自分も堂々とした男だ、という格好をしました。

神に栄光あれ

主日礼拝をささげようと訪れた教会で、ジェイソンは突然、特別賛美をするように頼まれました。礼拝開始直前に頼まれたのですが、彼は快く引き受け、誰もがよく知る「おおみ神をほめまつれ」を賛美することにしました。これは彼にとって、特別な意味を持つ歌でした。ジェイソンは、教会の地下室で何度か練習し、礼拝ではアカペラで歌いました。

架空の友

最近、「神は想像上の友だちだ。現実を見つめよう。そのほうが、みんなのためになる」と書かれた看板が高速道路沿いにあると聞きました。この大それたメッセージが、クリスチャンを揶揄していることは明白です。しかし、神は架空の友でしょうか。

つながり続けなさい

ある朝、パソコンがインターネットに接続できなくなっていることに気づきました。プロバイダーに連絡すると原因を調べてくれ、モデムの故障だと分かりましたが、モデムを交換しに来てくれるのは、どんなに早くても明日になるということでした。インターネットが24時間も不通になると思うと、私は少しうろたえ、果たして乗り切れるだろうかと思いました。