Month: 11月 2013

親身になって聞く

英国オックスフォードのマグダレン・カレッジの教会に、亡くなったC.S.ルイスの同僚や友人たちが集まったのは、葬儀の1週間後でした。彼らは、学者の心にも子どもたちの心にも信仰と想像力の火をともし、その炎に風を送りつづけてきたルイスの功績を称えました。

第一印象

スーパーで買い物をしたときのことです。店員には万引き犯と間違えられ、客には英雄と間違えられました。

ものごとの楽しみ方

ジョン・ホワイト博士は著書「Daring To Draw Near」の中で、自身の胸中について語っています。ぜいたくな庭や調度品のついた素晴らしい家が与えられたとき、その家に対する思いが色々と変化していったといいます。

水のある所

東アフリカは地球上で最も乾燥した地域ですから、ケニアの首都の「ナイロビ」という名前は、大きな意味を持っています。この名前の由来は、マサイ語の「冷たい水」という言葉です。また、文字通りの意味は、「水のある所」です。

本当の愛

何年か前、友人ベスの母親がアルツハイマー病と診断されました。それ以来、ベスは母親の介護のために、数々の辛い決断をしてきました。その上、いつも快活で陽気だった母親が、徐々に人格まで変わっていくのを見て、心が張り裂けそうになりました。この経験を通して、彼女は本当の愛を学びました。本当の愛とは、いつも嬉しかったり楽しかったり、というわけではありません。

盗作

大学で作文の授業を担当したときは、授業中にも文章を書かせるようにします。学生が授業中に書いた文章は、その人自身の作品です。そこから、一人ひとりの学生の「書く声」を分かっていくので、もし他人の作品からの「借用」がいささか過ぎるなら、私はすぐに気づくことができます。学生たちは、作品の内容や表現などは「書く声」であり、自分の肉声と同じように自分独特のものだということを知ると驚きます。口から出る言葉がその人の心を映すように、書く内容や表現の仕方も、その人を映し出します。私たちが書く文章は、私たちの人格を表します。

いつですか

ことわざで「時」がつくとなると、「タイミングがすべてだ」という意味のものが多いようです。「定めの時が来たので、神はご自分の御子を遣わした」(ガラ4:4)という使徒パウロの言葉も、そういう意味ではないでしょうか。興味深いところです。

生きた手紙

アメリカ合衆国のジョン・F.ケネディ大統領が射殺された1963年11月22日、もうひとりの世界的指導者が亡くなりました。C.S. ルイスです。彼は無神論からキリスト教に転向したオックスフォード大学出身の学者で、多くの作品を世に送り出した作家でもありました。彼は学術書だけでなく、科学小説、子どもでも読むことのできる寓話などを書きました。そのすべてに、キリストを信じる力強いメッセージが込められています。神は彼の作品を用いて、多くの人を改心させました。その中には、政治家やノーベル賞を受賞した科学者もいます。

主の力におおわれる

今日は50年前、アメリカ合衆国の35代大統領、ジョン・F.ケネディが暗殺された日です。衝撃のニュースが世界を駆け巡り、翌日のロンドンのタイムズ紙は、世界の金融市場が非常に大きな影響を受けていることを伝えています。一面のヘッドラインは、「すべての出来事は、アメリカの悲劇の陰におおわれてしまった」でした。