Month: 11月 2016

私たちの価値

紀元前75年、ローマの青年貴族ジュリアス・シーザーは、身代金目的の海賊に誘拐されました。自分の身代金は銀20タラント、今のお金で約7千万円相当だと聞くと、シーザーは大笑いして、君たちは全く分かっていないと言いました。そして、50タラントを要求するように勧めました。なぜでしょう。それは、自分の価値が20タラントぽっちではないと信じていたからです。

私は豊かだ

アメリカのテレビコマーシャルに、玄関のベルが鳴り、出てみると巨額の小切手を渡されるというものがあります。受取人は驚いて、叫んだり、飛び跳ねたり、小躍りしたり、誰かれとなく抱きついたりします。「やったぁ、大金持ちだ!ああ、信じられない。これでみんな解決だ!」一攫千金で爆発する感情は、すさまじいものです。

素晴らしい

ふたりの少女がいます。ひとりは健康で丈夫、もうひとりは車椅子に乗っていて、誰もが経験する人生の悩みだけでなく、身体の痛みや困難と戦っています。ところが、このふたりは大の仲良しです。一緒にいるのが楽しく、ニコニコ笑っています。ふたりは素晴らしい少女たちで、互いのことを大切な友だちだと思っています。

レッドハックル

数年前、2世紀のギリシャの作家アイリアノスの作品の中に、釣りに関する言い伝えを見つけました。「動物の生態について」という本には、「ボロカとテサロニカの間にアストラカスという川が流れている。そこに斑点のある魚(マス)がいる」と書かれています。そして、「魚に勝利する罠がある。フックの周りに真っ赤な毛糸を結びつけ、ふたつの羽をつけて投げ込むと、魚はその色に惹かれ、一口食べようと思って上がってくる」と続きます。このルアーは今日も使われていて、「レッドハックル」と呼ばれます。その使用が史実に記録されているのはさらに古く、紀元前2世紀ですが、今も現役の仕掛けです。

言葉に気をつける

メールの送信ボタンをクリックするや、宛先を間違ったことに気づいたり、キツいことを言ったかもしれないと思って、送信を停止できれば良いのにと思った経験はありませんか。実は、それができるようになりました。送信ボタンをクリックしてから、メールがパソコンを離れるまでに若干の猶予を与えることで、数秒間のうちは送信を取り消せるという機能が、いくつかの会社から提供されています。しかし、この数秒を過ぎると、メールを取り返すことはできません。取り消し機能は万能薬ではなく、むしろ言葉に注意しなさいと気づかせてくれる機能だとみなした方が無難でしょう。

最高にお得!

どれだけあれば十分なのだろう…。人々が買い物に夢中になる日、私たちはそう自問します。アメリカでは感謝祭の翌日、多くの店がセールをして、「ブラック・フライデー」と呼ばれます。これが今、他の国にも広まっています。それは生活の苦しい人が、少ない予算で必要な物を入手するチャンスかもしれませんが、欲にかられて走り回るだけという場合も少なくありません。バーゲン商品の奪い合いで、乱闘になることもあります。

神は、あなたを見放さない

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サンキューゲーム

コーナーストーン大学では、毎年の感謝祭に、おいしいごちそうを振る舞います。学生たちは、このパーティーが大好きです。去年、学生たちはここであるゲームをしました。感謝していることを3秒以内に告げるというゲームです。誰かと同じことを言ったり、時間切れになったりすると、そこから抜けなければなりません。

名声と謙遜

人は名声に弱いものです。有名になりたいと思う人や有名人の何もかもを知りたいと思う人などがいます。本や映画、テレビやラジオ、ツイッターのフォローなどを見れば明らかです。最近、アメリカの研究者が、インターネットで検索された人の名前を人工知能を使って分析し、古今東西の有名人ランキングを発表しました。すると、第一位になったのはイエス・キリストでした。