励ます人の恵み
映画「英国王のスピーチ」はジョージ6世の物語です。第二次世界大戦の直前、ラジオの影響力が増していく中、政府は演説上手な王を望んでいましたが、ジョージ6世には、きつ音という問題がありました。私は映画の中で、きつ音を克服しようと苦闘する王を励ます王妃エリザベスに魅力を感じました。彼女の変わることのない献身は、王が障害を乗り越え、戦時中の国家を治めるという責任を担っていく上で、不可欠でした。
意外な方法
イギリスのジャージー動物園で1986年、5歳のレバン•メリット君が6メートル下のゴリラの囲いの中に落ち、両親と見物人たちは悲鳴を上げました。ところが大人の雄のゴリラ「ジャンボ」が、動かない少年と他のゴリラたちの間に立ちはだかり、彼の背中を優しくなでたのです。レバンは気が付いて泣き出し、飼育係と救急車の隊員がやって来ました。するとジャンボは、他のゴリラたちを誘導して彼から離れていきました。あれから30年以上経ちますが、レバンは今でも、大きくて優しかったジャンボのことを語ります。その予期せぬ行動は、彼のゴリラに対する印象を完全に変えました。
希望の兆候
エリザベスは長い間、薬物中毒に苦しみましたが、それを克服すると、同じ問題を抱える人を助けたいと思いました。そこで匿名の手書きのメモを、町のあちこちに置きました。駐車している車のワイパーに挟んだりもしました。以前の彼女は、希望の兆候を探していました。今は、他の人が見つけられるようにと、メモに「愛を込めて、希望を送ります」と記しています。
ふさわしい時期
昨日、大学に入学する長女のためにネットで航空券を購入しましたが、画面を見る目が涙でうるみました。娘と過ごした楽しい18年間を振り返ると、彼女のいない生活はどれほど寂しいだろうと悲しくなります。けれども、前途洋々たる娘の未来を取り上げてはいけません。大人への第一歩を踏み出す節目にあたって、実家を離れ、知らない土地に行くのはふさわしいことだと思います。
神の手のひらに刻まれた
チャールズ•スポルジョンは1800年代、ロンドンの教会で長い間、牧会していましたが「わたしは手のひらにあなたを刻んだ」と語るイザヤ書49章16節から何度も説教を取り次ぎました。彼は「このようなみことばは、何百回も説教されるべきだ」と言いました。「神の手のひらに…」という真理はあまりにも素晴らしく、私たちにとって、何度も何度も思い返すべきメッセージだからです。
愛の遺産
曾祖母の聖書から紙切れが落ちました。そこには子どもの字で「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから」(マタ5:3-4)と書かれ、母の名が記されていました。曾祖母は、聖書のみことばが孫たちの心に刻まれるようにと、よくそれを筆記させていたそうです。
正しい祈り方
祈りのノートをつけている人を「すごいなあ」と思います。その人たちは、他の人の祈りのリクエストを記録して毎日祈り、その課題の経過を追ってノートに書き加え、祈りが応えられると、賛美の言葉を記録していきます。また、祈り会を主催する人や、ベッド脇にいつもひざまずいて祈るのでその場所のじゅうたんがはげて薄くなっているという人もいます。私はそういう人たちに感化され、完璧な祈りの生活や素晴らしい祈りをまねしようと何年間も頑張りました。正しい祈り方を学びつつ、祈りの奥義に触れたいと思ったのです。
私にとって良いもの
ダークチョコレートが好きなので、それが良いものかどうかネットで調べたことがあります。良いという人も、悪いという人もありました。牛乳、コーヒー、米など、ほぼすべての食品で同じことが当てはまるでしょう。賛否の情報が目まいがするほど大量にあるので、それを調べること自体、頭痛の原因になるかもしれません。