神への渇望
スミス夫妻が新居に引っ越すと飼い猫がいなくなりました。ところが、SNSに投稿された前の家の周囲の写真にその姿が写っています。夫妻は喜んで猫を連れ帰りましたが、またもや逃亡です。結局、前の家を買った人が引き取りました。猫が「我が家」に帰ることを誰も止められなかったのです。
イエスが回復する
サムは自動車組立工場の仕事を失いました。ある部署の不注意で欠陥車の事故が発生してニュースになり、販売台数が落ち込みました。会社は減産せざるを得ず、自分は悪くないのに巻き添えで失業したのです。人生は不公平です。
嘆きの中の希望
ロンドンのタクシー運転手は、空港に向かう車内で、身の上話をしてくれました。戦争と貧困から逃れて、単身15歳でイギリスに渡り、11年経った今、家庭を持ち、家族を養うことができています。母国ではあり得ない幸いですが、今も親兄弟と離れ離れで辛いと嘆いていました。困難な旅路は、家族と再会するまで終わらないと語りました。
うそと真実
講壇に聖書を置き、期待して私を見つめる会衆に向き合いました。私は祈り、準備をしました。なのに、言葉が出てきません。
神の恵みで成長する
英国の説教者チャールズ・H・スポルジョン(1834-1892年)は全力で人生を駆け抜けました。19歳で牧師になり、まもなく千人以上の会衆に説教しました。自ら編さんした説教集は63巻にのぼり、注解書や祈りの本の執筆、慈善事業も行いました。また、毎週6冊もの本を読みました。彼は礼拝説教で「何もしないのは罪の中でも最悪の罪だ…なぜなら、他のほとんどの罪を含むから…。いまわしい怠惰よ。神よ、その罪を犯さないように助けてください」と述べました。
聞かれない祈り
火星探査車オポチュニティは、14年間、NASAのジェット推進研究所と交信しました。2004年の着陸以降、45キロ以上も走行し、21万枚以上の画像を撮り、多くの物質を分析しました。しかし2018年、大規模な粉じん嵐が太陽電池の起電力を低下させ、交信が絶えました。
あなたに必要な知恵
エレンは郵便受けに分厚い封筒を見つけました。親しい友人からです。実は先日、人間関係の悩みを彼女に打ち明けていたのです。何かしらと思って開けると、「Say It in Morse Code (モールス信号で伝えよう)」というスローガンで有名なブランドのビーズのネックレスでした。ビーズが表すモールス信号は「神の道を探し求めよ」であることを告げるカードも同封されていました。親友の思いやりに思わず笑みがこぼれました。
父のいる人生
ジョン・ソワーズは著書『父のいない世代』の中で「2500万人もの子どもが父親不在の家庭で育っている時代は今までに無かった」と述べています。私自身、もし父と道ですれ違ったとしても、その人が父だとは分かりません。両親は私が幼い頃に離婚し、父の写真はすべて焼かれました。父という存在がない空洞を長く感じていましたが、13歳の時、「主の祈り」(マタ6:9-13)を聞きました。そして「地上の父はいなくても、天の父なる神がいてくださる」と自分に語りかけました。
信仰について語る
プレゼンが苦手で悩むアランに助言を求められました。人前で話すと動悸がして口が渇き、赤面するといいます。これは多くの人が悩む社会恐怖のひとつです。私は、失敗の恐怖を克服するためには、言葉の巧みさを追い求めず、伝えるべき内容に焦点を絞ることだと助言しました。