あなたはどなたですか?
ルイス・ロドリゲスはコカインを売って16歳で服役し、成人すると今度は殺人未遂で無期懲役となりました。しかし、神はその只中で彼に語られました。ルイスは、信仰深い母に連れられて教会に通っていた少年時代を思い出し、神に捕えられたと感じて、己の罪を悔い改めキリストを信じました。
冒険しよう
最近素晴らしいものを見つけました。近所の林に小道を通って入っていくと、秘密の遊び場がありました。誰かの手作りでしょう。小枝で作ったはしごの上には見張り台。木には古い綱で作ったブランコのみならず、つり橋まで架けられていました。古い木や綱で冒険を楽しめるようにした人がいたのです。
営巣地
ツバメ科の小鳥、小洞燕(ショウドウツバメ)は、川岸の土を掘って巣を作ります。しかし、イングランド南東部では、土地開発のために、鳥が越冬地から戻ってくるごとに営巣地が減っています。地元の自然保護運動家たちは行動を起こし、巨大な人口砂丘を建設しました。砂の造形物を作る会社に協力してもらい、将来にわたって、ツバメが巣を作れる丘を砂で造成しました。
新しい目
新しい眼鏡をかけて教会に行くと、通路の反対側の席に友人が座っていたので、手を振りました。数メートル先ですが、はっきり見えたので、手を伸ばせば届きそうな距離にいると感じました。礼拝後に話しにいくと、私も彼女もいつもの席に座っていたと気付きました。度数の合う眼鏡のおかげでよく見えたのでした。
救出作戦
オーストラリアの家畜救出団体の人が迷子の羊を見つけました。汚れて絡み合った毛は34㎏以上もあり、少なくとも5年間は森に放置されていたようでした。その人は、羊をなだめながら重い毛を刈ってあげました。羊は身軽になると餌を食べました。そして、保護区で職員に守られ、他の動物たちと過ごすうちに、しっかりとし、落ち着いてもきました。
小さな始まり
一般に「世界の七不思議」といえば、7つの古代建造物ですが、ブルックリン橋は、1883年の完成当時、8番目の不思議と言われました。しかし実際は、橋塔から橋塔に張られた細い1本のワイヤーで始まりました。やがて、各々5千本以上の亜鉛メッキのワイヤーをより合わせた巨大な4本の鋼索による吊り橋が完成しました。
祈りの課題
祈りの課題を更新しました。是非、祈りを通して私たちの働きに加わってください。
苦しみの理由
人生には、大小さまざまな苦しみがつきものです。自然災害によって地域全体が喪失に悲しむことがあります。また、人間が持つ悪や醜さが、世界に深刻な影響を与える場合もあります。一方で、個人や家族単位で経験する苦悩もあります。いずれにも共通するのは、試練の意味や理由を求めて人が葛藤することです。
ヨブ記には、ヨブの悲痛が描かれています。1章から読み進め、神が語り始められる38章にやっとたどり着くと、この世の苦難について神が説明してくださるのではと期待します。ところが、物語は思わぬ方向へと展開します。神は苦しみの意味も理由も語られません。代わりに、動物学、天文学、気象学といった科学的な問いを投げかけ、神が被造物の絶対的な主権者であられることを明らかにされます。
ヨブは全能の神の前に呆然と立ち尽くし、沈黙しました。彼の「なぜ」という問いに対して、神はご自身が「誰」かを示されました。宇宙のかなたからミクロの世界までこの世の全てを維持しているのはわたしだと言われたのです。苦難は人生の不可解な謎ですが、このお方が愛と知恵で守ってくださるのですから、「なぜ、私が……」という状況に陥っても、心を騒がさずにいられます。私たちのために、あるいは苦しむ家族や友人のために、神がこれから何をしてくださるかは分からなくても、神を信頼することができます。
苦しみに理由などあるのだろうかと悩んだら、ヨブ記を38章から最後まで読んでみてください。究極の慰め主である神は、信頼できるお方です。
人生の苦難は、辛く、理解しがたいものです。しかし、神は試練を用いて良いものをもたらされます。今月は、苦しみがどのように神ご自身と神の約束に対する希望につながるかを考えました。このテーマは、1月1日、8日、15日、22日のエッセーでも取り上げています。
喜びを選ぶ
キースは重い足取りでスーパーの売り場を歩いていました。パーキンソン病の初期症状で両手が震えます。生活の質がもうすぐ低下し始めるのでしょうか。家族はどうなるのでしょう。その時、笑い声がして、思考が途切れました。声の主は、ジャガイモ売り場のそばの車椅子の少年です。父親らしき男性が車椅子を押していて、後ろから身を寄せて、何かをささやいていましたが、少年は笑い続けます。状態はキースよりかなり悪そうでしたが、2人は、何かに喜びを見つけているようでした。