Category  |  キリストのように生きる

自分チェック

最近、第二次世界大戦中に父が母に宛てた手紙を読みました。当時、父は陸軍少尉で北アフリカに駐屯し、軍事機密を守るために兵士の手紙を検閲していました。ウェスト・バージニア州に住んでいた妻への手紙の表に「ジョン・ブラノン少尉によって検閲済み」というハンコが押されていて滑稽でした。何と父は自分の手紙の一部を検閲で削除していたのです。

父に倣って

シカゴのウエスト・サイド地区のノース・ローンデールは1960年代、異なる人種がともに生活できる試験的な街でした。一握りの中流のアフリカ系アメリカ人が家を買いましたが、その契約は、非常に不当なものでした。買い手は月々のローンを支払っても所有権が認められず、一度でも支払いが遅れると、それまでの返済が無かったことになり、家も即、取り上げられるというものだったのです。悪徳業者が値をつり上げ、支払いの遅れた家族を立ち退かせました。そして別の家族が契約し、立ち退かされるという、欲まかせの悪循環が繰り返されました。

やみに輝く光

激しい雷雨の後、私は犬のカリーと夜の散歩に出かけました。遠く知らない町に家族で引っ越して来て直面した数々の問題が、私を悩ませていました。期待に胸を膨らませてきたのに迷路にはまり込んだようでした。乱れる心と重い足取りの私の横で、カリーは草の匂いを嗅いでいます。ふと気づくと、そばを流れる小川のせせらぎが聞こえます。小さな光が土手に咲く野花の上を、ついたり消えたりしながら、飛び交っていました。蛍です。やみの中で点滅する光を見ながら、私は主の平安に包まれていきました。

得することを選ばない

数人の受刑者たちが刑期を短縮する社会奉仕として、道路のゴミ拾いをしていたとき、監視員のジェイムスが倒れました。駆け寄ると脳卒中かもしれないと分かりました。即座にひとりがジェイムスの電話を取り、救護を求めました。当局は彼らの行動に感謝しました。命が脅かされた監視員を放置して逃走することもできたのに、そうしなかったからです。

親切な人

レオンは金融の仕事に幻滅し、もっと有意義な人生を送りたいと思って退職しました。ある日、ホームレスの男性が「親切は最高の薬」と書いた紙を持って街角に立っていました。レオンは語ります。「この言葉が心に刺さりました。そしてひらめいたのです。」

小さな火花

声を聞いただけで娘が怖がっているのが分かりました。「今、図書館にいて、すぐ外に炎が見えるわ!」しかし、どれほど怖くても、大学のキャンパスが、彼女や約3,000人の学生たちにとって最も安全な場所でした。2018年のウールジーの山火事は、関係者の予想を超えた速度で延焼しました。カリフォルニア峡谷の記録的な暑さと乾燥、加えて「サンタ・アナの風」と呼ばれる局地風の影響もあり、小さな火花が、970平方キロを焼き尽くして1,600棟以上の建物と3人の命を奪う大火事の原因になりました。鎮火後に撮影された写真では、緑豊かな海岸線は変わり果て、不毛の月面の様相を呈していました。

大切なこと

私は頭を抱え「どうすればできるの?」とため息をつきました。受話器の向こうの友人は「もっと自分を認めるべきだ」と言い、私が働きながら大学院でよい成績を修め、健康的な生活をし、文筆活動をし、聖書研究会に出席するなど、多くのことをしていると言ってくれました。どれも神のために始めたのに、やることにとらわれ過ぎて、その姿勢がなおざりになっていたのでしょうか。それともやることが多すぎたのでしょうか。

古い素焼きの壺

長年、壺を収集してきましたが、お気に入りはアブラハム時代の遺跡から発掘された土器です。我が家にも、私以上の年代物がひとつはあるのです。

光を輝かせる

スティーブンは毎朝、7時15分までには登校したいと言っていましたが、その理由をなぜか明かしていませんでした。しかし両親は、彼の希望どおり、高校に送り届けていました。ところが、2年生のある冬の日、彼は事故で帰らぬ人になりました。両親は、早朝登校の理由を知りました。毎朝、友だちと一緒に校門に立ち、登校して来る全生徒に笑顔で挨拶し、温かい言葉をかけていたのです。どんな生徒も、たとえ人気のない生徒であっても、自分たちは歓迎されていると感じていたそうです。