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自分の役割

孫ふたりがミュージカルのオーディションを受けましたが、手にしたのは「花」の役でした。しかし、ふたりは友だちが大役を射止めたことに興奮していると言います。自分の結果に落胆する以上に、友人の喜びを共有しているのだそうです。

励ましの日

災害の際に初動活動をする人たちは、連日、勇気をふるい、献身的に働きます。2001年、何千人もの死傷者を出した米国の同時多発テロ事件では、400人以上の救急隊員が命を落としました。この人たちに敬意を表すために、米国上院は9月12日を「励ましの日」として国家の記念日に制定しました。

おしゃべりバナナ

バージニア州バージニアビーチの小学校の食堂でバナナを買うと、メッセージが書かれています。「絶対、あきらめないで」、「誰かを笑顔にしよう」、「過ぎたことにくよくよしない、、これからが大切だ。」子どもたちは、これを「おしゃべりバナナ」と呼びます。学食の主任ステイシー・トルーマンが、わざわざ時間を裂いて、子どもたちのために書いているのです。

ともに勝利する

サムエル・バッガガ牧師は真夜中に呼び出しの電話を教会員から受け、駆けつけると、家は炎に覆われていました。父親は火傷を負いながらも、子どもを助けるために再び家に入り、気絶した娘を抱きかかえて現れました。そこはウガンダの田舎だったので、病院まで10キロの道のりです。車がないため、牧師と父親は、子どもを抱えて走りました。腕が疲れると、もうひとりが代わって抱き、一緒に走ったのです。そうして病院にたどり着き、親子とも治療を受けて全快しました。

聖なる集まり

連休を利用して旧友たちと湖畔の宿に泊まりました。昼間は水遊びや食べ歩きをしましたが、本音で語り合った夜が最高の思い出です。夕闇が迫る中、私たちは 日常ではあり得ないほど 心を開き、行き詰った結婚生活の痛みや心的外傷に苦しむ子どものことなど、自分をさらけ出して語り合いました。そして安易な気休めではなく、苛酷な現実の中にも真実な神がおられることを確認し合いました。この夜は私の人生にとって、最も聖なるひとときだったと言えます。

悲しいガン

駐車場にフットボールがあるのは不思議だと思って近づくと、その灰色の固まりは一羽のガンでした。春と秋には、よく職場近くの芝生に群れていますが、この日は一羽だけ。首をくねらせ、頭を翼の下に押し込んでいました。仲間はどうしたのでしょう。とても寂しそうです。ひとりぼっちのガンはめったに見ません。ガンは群れで生活し、飛ぶ時は、V字形に隊列を組み、風の抵抗をやわらげます。この鳥は共同体で暮らすように造られているのです。

癒しの言葉

最近のある研究結果によると、医療従事者から励ましてもらった患者は早く回復すると言います。アレルギー物質で皮膚にかゆみを起こさせた状態の被験者を、医者から大丈夫と言われるグループとそうでないグループに分け比較しました。すると、医師から言葉をもらった患者たちは、他の人たちよりも不快さとかゆみが軽減されたそうです。

ふたりはまさっている

ハワイのアイアンマン世界選手権1997年大会で、シアン・ウェルチ選手は疲れ果て、よろけてウェンディー・イングラハム選手にぶつかり、両者とも転倒しました。立ち上がろうとするとよろめき、再び転びました。ゴールまで20メートルです。イングラハムが這い出すと観客が拍手し、ウェルチも続くと声援は大きくなりました。イングラハムは4位でゴールし、関係者の腕の中に崩れ落ちましたが、振り返って倒れているウェルチに手を伸ばしました。ウェルチは身体を前に突き出し、疲れた腕をイングラハムに伸ばし、5位でゴールしました。観客は大歓声でふたりをたたえました。

天からの贈り物

こんな昔話があります。ニコラスという人が、貧しい父親について耳にしました。3人の娘たちに十分食べさせることも、婚礼の準備もできません。そこで、秘密裏に助けようと、金の入った袋を窓から投げ入れました。するとそれは、靴や靴下を乾かしていた暖炉の床に落ちました。その人は聖ニコラス(紀元270年生まれ)と呼ばれます。後のサンタクロースのモデルです。