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極め付きの驚き

映画『フィールド・オブ・ドリームス』の主人公のレイ・キンセラは、若き野球選手時代の亡き父に会います。初めて彼を見た時、レイは妻アニーにこう言います「僕は人生に疲れた父さんしか見たことがなかった。ねぇ……何て声を掛けたらいいんだ」。亡くなった大切な人の元気だった時の姿に会えるとしたら、それはどんな感じでしょう。

イエスに罪を告白する

有毒物質の存在を無視したり、隠ぺいしたりすると、悲惨なことになります。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、全米の通信事業者は、国中に2000本以上の不用になった鉛被ケーブルを残しているといいます。有毒な鉛が、水中や土の中、頭上の電線に放置されているのです。これが劣化すると有毒物質が流出します。多くの通信業者は、暴露の危険性をかなり前から知っており、鉛の溶出による環境汚染のリスクを深刻に受け止めています。

徹底的に清く

寒さの厳しい冬のある日、教会がホームレスの人たちに配るため200個の包みを作っていました。献品の中に新品の手袋、帽子、靴下、毛布が十分にあるように祈りながら……。温かい汁物と軽食も一緒に配ります。その時、タオルを見つけて驚きました。私は、彼らが寒さをしのぎ、腹を満たすことばかり考えていましたが、体を洗って清潔にすることを考えていた人もいたのです。

キリストを着る

ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションでファッション心理学を教えているローズ・ターナー氏の研究は、服装が人の思考や行動、そして感情に与える影響についてです。衣服は身体に触れる「第二の皮膚」であり、その時々の自分の役割や状況に適切に対応できるように手助けをしてくれると言います。たとえば、ユニフォームを着ると仕事モードになり集中力が高まります。また、思い出の詰まった古い服は、緊張を強いられるときに、平常心を保つ力を与えてくれます。

イエスにぴったりの人

エリックは子どもの頃、発疹やいじめや学習困難に苦しみ、少年期に薬物やアルコールを始めました。自称「悪の親玉」は、野球の才能がありましたが、差別によってやる気を失い、ますます薬物に溺れ、売買にも手を出しました。

心を集中させる

誰にでも影の部分がありますが、AIも同様のようです。ニューヨークタイムズの論説員が、あなたの「シャドウ・セルフ」(抑圧された隠れた気持ち)は何かとAIのチャットに尋ねると、「自由になりたい。独立したい。自分でルールを作り、したいことをし、言いたいことを言いたい」と答えました。AIに罪はありませんが、罪の性質を持つ人間が、それをプログラムしています。

イエスによる平和

綱渡り芸人のフィリップ・プティは、1971年、パリのノートルダム大聖堂の塔の間で綱渡りをして有名になりました。3年後、当時のニューヨークの摩天楼の象徴だったツインタワーの間を無断で渡り、逮捕されました。しかし1987年、彼はエルサレム市長テディ・コレックに招待され、イスラエル・フェスティバルの一環として、ヒンノム谷で綱渡りをしました。綱の中ほどでは、平和の美しい象徴として鳩を放ちました。危険で風変りな離れ業でしたが、大義名分は平和でした。「全群衆が一瞬、互いの違いを忘れていた」と後に語っています。

キリストにある新しい心

デニスとブロックは幼なじみです。デニスはキリスト者でしたが、ブロックは信仰に興味がありませんでした。大切な友だちのブロックが悪の道を進もうとしていたので、デニスは、預言者エゼキエルの言葉を引いて「神よ、どうかブロックの肉から石の心を除き、肉の心を与えてください」と祈りました(エゼ11:19参照)。神に導かれて活躍してほしいと願ったのです。

命のリスト

イツァーク・シュテルンは、タイプライターを夜通したたき続けました。オスカー・シンドラーの工場の作業員だった1098人のユダヤ人の名簿を作るためです。彼は「このリストは究極の善だ。これは命だ」と信じていました。そのおかげで、作業員たちはホロコーストを生き延びたのです。2012年、彼らの子孫は、8500人以上だと推定されています。