七面鳥から学ぶ
突然、七面鳥の話で恐縮ですが、週末を過ごした山小屋の前を毎日、群で通っていたのです。大きな爪で荒々しく地面を引っかき、何かついばんでいました。七面鳥の観察は初めてなので確証はありませんが、恐らく食べているのでしょう。栄養になるものは何も無さそうなのに、12羽ほどは皆、丸々太っていました。
起こらなければよいのに
荒れ狂う嵐がアラスカ杉を激しく揺さぶり、根こそぎひっくり返しそうでした。夏の強い日差しを遮り、家族のプライバシーを守ってくれるこの木を守ろうと、レジーは15歳の息子を連れて駆けつけました。そしてふたりで何とか倒壊を防ごうとしましたが、力不足でした。
登れない壁はない
生徒たちをアスレチックコースに連れて行きました。ハーネスを装着し、2メートル半の壁を登るのです。成功した生徒たちは、ハーネスを信じて下を見ず、登りつづけるように後続を励ましました。ある女の子はバックルを締めてもらっている間も壁を見つめ、「絶対無理」とつぶやきましたが、頑張れと声をかけられ、歓声の中、頂上にたどりつきした。
遠回り
同期が次々に昇進していく中、ベンは多少の羨ましさを感じずにはいられませんでした。友人たちは「君を管理職にしないなんて変だ。能力は十分なのに」と言います。しかし彼は神にゆだねると決めていました。「これが神のご計画なら、今の仕事を一生懸命やるだけだ」と答えていました。
人は忘れる
日曜日のメッセージで同じ話ばかりすると牧師に言った人がいました。「なぜそうするのですか」と尋ねると、牧師は「人は忘れるからですよ」と答えました。
神はすべてを聞かれる
最も遅れて届いた郵便は、2008年、英国のある家庭に届いた以前の住人宛の招待状で、89年前に投函されていました。郵便事業者ロイヤル・メール経由でしたが、遅延の理由は謎のままです。
木切れとレンガと神
人生の次のステージにおける神のご計画を祈り求める中で、マークとニナは町の中心部に引っ越すべきだと強く感じました。そして、空き家を購入して改築が終盤に入ったころ、竜巻に襲われました。マークは、私に次のようなメッセージを送ってきました。「今朝びっくりすることがあった。ジェファーソン・シティに竜巻が来て、改築中の我が家を吹き飛ばしてしまった。木切れとレンガの山だけが残された。神さまは、何かを計画されていると思う。」
強く、雄々しくあれ
コスタリカの少年カレブは、夜、目を閉じると、闇が迫り来るように感じました。時折、ギーギーという家のきしむ音が静かな部屋に響き、屋根裏のコウモリが騒ぎます。母が常夜灯をつけてくれましたが、やっぱり怖いのです。ある晩、父がベッドの足板に聖書の一節を貼ってくれました。「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。…あなたの神、主が…あなたとともにあるからである」(ヨシ1:9)。カレブは毎晩、これを読みました。それは、彼が大学生になって家を出るまで、同じ場所にありました。
大蛇と戦う
大蛇と戦ったことがありますか。作家ユージン・ピーターソンは、無い人はいないと思っています。彼の著書『長年、同じ方向に従っていくうちに』(未訳)は、「大蛇は恐怖の投影だ。自分に害を及ぼすかもしれない…、力の差が歴然たるもの」だと語ります。そして、人生は「大蛇」、すなわち大病や突然の失業、結婚生活の破綻、子どもの非行、疎遠な親子関係など、大きな危険をはらんでいるといいます。人はもろく、ひとりでは立ち向かえません。