信仰の声
彼女は、あふれる涙をどうすることもできません。疑問や恐怖が大波のように押し寄せてきました。順風満帆だった人生が突然壊れて、全てが変わってしまったのです。悲劇は、色々な形でやって来ます。家族と死別したり、病気になったり、財産をなくしたり、仕事を失ったり…。それは、いつ、誰にでも起こり得ます。
電話の前に
私は幼い子どもを育てているので、パニックになることがあります。そんな時は、まず母に電話をして、息子のアレルギー症状や娘の急な咳などについて、助けてもらいます。
これは何だろう?
母は何十年も日曜学校で教えていました。ある時、神が荒野でイスラエルの民に食べ物を与えられたことを子どもたちにリアルに説明しようと、パンを小さく切り、その上に蜂蜜を塗って、「マナもどき」を作りました。「その味は蜜を入れたせんべいのようであった」(出16:31)と、聖書に書いてあるからです。
しがみつく
テキサス州の大牧場で育ったカウボーイの友人には、独自の格言がいくつもあります。私のお気に入りは、「うまいコーヒーを入れるのに、水はたくさんいらない」というものです。また、悩みが大きくてハンドル操作ができない人がいると、「持っているものにしがみつけ」と言って励まします。それは、「助けはそこまで来ている。あきらめないで!」という意味です。
犬の落下傘部隊
第二次世界大戦の連合軍に、犬の落下傘部隊があったと聞いて驚きました。地雷をかぎつけて危険を知らせることのできる鋭い臭覚を持つ犬が、ノルマンディ上陸作戦(1944年6月6日)の準備に貢献しました。当時、犬を敵の背後の部隊に送る唯一の方法は、パラシュートで落下させることでした。しかし、人間と同じように、犬はそれを本能的に怖がります。犬は数週間訓練を受け、主人のひと声で空中に飛び出せるほど、主人を信頼することを学びました。
忠実なしもべ
マダレノは、れんが職人です。月曜から木曜日までは壁を造ったり、屋根の修理をしたりします。寡黙で働き者で、信頼できる人です。そして金曜日には山岳地に行き、日曜日まで聖書を教えます。彼は部族語のナワトル語を話すので、その人たちに福音を伝えることができます。今、70歳ですが、現役で家造りにかかわり、神の家族を築くことにも尽力しています。今までに野宿したこともあります。車が事故に遭ったり、転落したりして、命の危険にさらされたこともありました。迫害されて町を追い出されたこともあります。しかし、マダレノは神から召されたと信じているので、喜んで仕えています。神を知ることがどんな人にも必要だと信じ、奉仕に必要な力は、神からいただくのだと確信しています。
不安から自由になる
個人や集団、または政府などの違法行為に私たちは過度に反応しがちですが、心に留めておくべきことは、悪いニュースの方が良いニュースよりも「売れる」という現実です。
外からの助け
出張中の夫がホテルの部屋に落ち着くやいなや、妙な音が聞こえてきました。何だろうと廊下に出ると、近くの部屋で叫び声がします。ホテルの従業員に来てもらって調べると、客が浴室に閉じ込められていました。ドアの鍵が壊れていたのです。閉じ込められた男性は気が動転して呼吸が苦しくなり、助けを求めて叫びました。
はっきりとは見えない
友だちのメーガンは乗馬が上手で、馬について興味深いことを教えてくれます。例えば、馬は陸上の哺乳類で一番大きな目をしていますが、視力は弱く、人間より少ない色しか識別できません。そのため、地面にあるものを見分けられないことがあります。例えば棒のようなものがあるとすると、それが安全にまたげるただの棒なのか、それとも危険な大蛇なのか分かりません。そのため、訓練されていない馬は、すぐに怖がって逃げ出してしまいます。