Category  |  信仰

止まれ

私は友人と波の音がする砂浜に座りました。夕日が遠くに沈む中、伸ばした足の先に波が寄せては返していきます。彼女は微笑んで「海が好きよ。波が動いてくれるから。私は動かなくていいもの」と言いました。何という発想でしょう。多くの人たちは止まりたくても止まれないというのに…。

交わりが途切れる

全地が暗くなり、やがて悲しみにあふれた叫び声が響きました。十字架のもとにいたイエスを愛する人たちの嘆き声も、イエスの両側ではりつけになった犯罪者のうめき声もかき消してしまい、全ての人が驚いたに違いありません。ゴルゴダの丘で十字架にかけられ、イエスは苦悩と恥と絶望の中で「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と叫ばれました。それは「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味です(マタ27:45)。

言葉にできない

先日、仕事を終えた妻を迎えに行こうとして、スマホの音声入力を使い「ママ、どこに迎えに行けばいい?」とメールを送りました。子どもたちが巣立った後も、親しみを込めて妻を「ママ」と呼ぶことがあるからです。しかし、音声入力装置はこの言葉を聞き違えて「ババ」と文字化してしまいました。

水平線を見つめて

フェリーが動き出すとすぐ、幼い娘は気持ちが悪いと言いました。しばらくすると私も吐き気がしてきました。私は「水平線を見つめて!」と自分に言い聞かせました。船乗りはそうして平衡感覚を取り戻すと言うからです。

仲間外れ

子どもの時、仲間外れにされてみじめな思いをしたことがあります。母は私を元気づけようと、おどけた歌を歌ってくれました。そして私がニッコリすると、私を大切に思ってくれる特別な人が大勢いるという感謝な事実に気づかせてくれました。

思いがけない知恵

中学に上がる前の息子が暴力事件のニュースをテレビで見ていると、彼の母親がおもむろにリモコンを取り「こんなものを見る必要はないわ」とぶっきらぼうに言ってチャンネルを変えました。息子は反発しましたが、母親は「すべての真実なこと…すべての清いこと、すべての愛すべきこと…」(ピリ4:8)で心を満たしなさいという聖書のみことばを教えて納得させました。そして夕食後のことです。彼女が夫とニュースを見ていると、5歳の娘が急いでやって来てテレビを消し、母親の口調をまねて言いました。「あなたたち、こんなのを見る必要はないわ。聖書が語っていることを考えてごらんなさい。」

寝付けない夜

最近、よく眠れません。何度も寝返りを打ち、何とかしようとしますが上手くいきません。次第に、次の日の仕事に影響すると不安になってきます。あなたにも似た経験がありませんか。人間関係や将来の不安など、人は時に、思い悩む生き物です。

バブーシュカ・レディー

ジョン・F・ケネディー米大統領が1963年に暗殺された際の映像に、コートを着た女性が写真撮影をしている姿が映っています。ロシアのバブーシュカ風スカーフをつけていたのでバブーシュカ・レディーと呼ばれ、この事件の謎のひとつです。未だ人物が特定されず、撮影されたフイルムも所在不明です。彼女は恐怖のあまり沈黙しているのだろうと歴史学者たちは推測しています。

木の上

子猫のベルベットは、パンを盗み食いしているところを母に見つかり、家から追い出されました。ところが、庭を探しても見つかりません。か弱い鳴き声が聞こえて見渡すと、柳の木のてっぺんにいるではないですか。