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神の国のような職場

英国の工場労働者は、ビクトリア朝時代、悲惨でした。実業家ジョージ・キャドバリーは自問しました。「家が貧民窟にあるのに、夢を見ることなどできるのか」。そして、チョコレート事業を拡大する際、「ボーンビル」を建設しました。工員の家族のための300軒以上の家、運動場、公園、学校、教会も備わった村です。工員たちには真っ当な賃金が払われ、医療も受けられました。キャドバリーの信仰による変革です。

思い出す練習

名前や日付などを度忘れしたせいで、話が途切れてしまったことはありませんか。私たちは、記憶力は年齢とともに衰えていくものだと思っています。しかし、最近の研究は、その見解を支持していません。実際のところ、問題なのは記憶する力ではなく、記憶を呼び起こす力なのだそうです。定期的に何らかの練習を行わないなら、記憶にアクセスする力は衰えていきます。

希望の虹

アメリカ同時多発テロから22年目の2023年9月11日。ニューヨーク上空に見事な二重の虹が架かりました。テロによる大惨事に見舞われてから20余年。この二重の虹は、その場にいた人々に希望と癒やしをもたらしました。その瞬間を収めたビデオを見ると、虹はまるで世界貿易センタービルの跡地から出ているようでした。

王族

米国メリーランド州のロックビルに住むジェイ・スパイツのDNA鑑定は、予想だにしない方向に展開しました。何と彼は、西アフリカのベナンの王子だったのです。まもなくジェイは、その国を訪ねました。飛行機から降り立つと、王族があいさつに来ていました。そして、横断幕に歌や踊り、パレードなどで、盛大に迎えてくれました。

イエスにとどまる

バルソラ・バプテスト教会は火事で焼け落ちました。火の勢いが収まると人々が集まりました。煙がくすぶり、灰が舞う中、驚いたことに焦げた十字架が真っすぐ立っていました。消防士は言いました。「建物は焼失したけれども、十字架は残りました。それを見て、教会とは会衆のこと、教会堂は単なる建物だと改めて思わされました」

一つになる

オットー・プレミンジャー監督の1960年の作品『栄光への脱出』は、第2次世界大戦後にパレスチナに入植したユダヤ人の物語で、レオン・ユーリスの小説をもとにしています。ラストシーンでは、ヨーロッパ系ユダヤ人の少女とアラブの男性の双方が殺され、その遺体が間もなくイスラエル国となる地の同じ墓に埋葬されます。この映画は議論を巻き起こしました。これは永久についえた夢、という絶望の比喩、それとも、敵意と憎悪の歴史を持つ民族が、死と生で一緒になるという希望の象徴。どちらでしょう。プレミンジャーは私たちに結論を委ねました。

信仰によって踏み出す

神を信頼して「水に足を踏み入れる」ことについて講師が語りました。ある国の牧師は、新たな法律が制定された後も神を信頼して聖書の真理を語ることを選んだそうです。彼は差別罪で30日間拘留されました。しかし裁判所は、彼には聖書を「私的」に解釈して、それに従うように人々を促す権利がある、という判決を下したのです。

主にあって真実を語る

交通違反をうそで切り抜けている人がいました。彼は「別れた彼女に無断で車を持っていかれた」という作り話を複数の違反で語っていたのです。軽微な違反でも繰り返しうそをついたことで、ついには悪質な反復行為とみなされ、道路交通法違反と偽証罪で起訴されました。仕事でも不法行為をして、何度も懲戒処分を受けていました。この人にとって、うそは抜けない癖になっていました。

今、神の愛を

ジェリーと私たちは、彼女の短い昼休みに一緒にランチをしようとファストフード店に急ぎました。ほぼ同時に若者6人グループが店に着き、私たちの前に並びました。私は時間が無いので「もう!」と苛立ちました。彼らは自分たちが先に注文できるように、両方のレジに並びました。そのときジェリーの独り言が聞こえました。「神の愛を見せる時だ」。私たちのことも考えてほしいと思いましたが、彼女のささやきは、人のことを優先する姿勢を確認させてくれました。