神を待ち望む
飛行機を乗り継ぐためにシャトルバスに乗っていると、運転手にバスを止めて待つようにと連絡が入りました。飛行機に乗り遅れるかもしれません。乗客のひとりは我慢できず、すぐに発車しなければ訴えてやると運転手に怒鳴りました。しかし、その時です。空港職員がブリーフケースを持って駆けてくると、怒っていた客に向かって、それを高々と掲げたのです。彼は嬉しそうに言いました。「お客さま、お忘れ物ですよ。先ほど、重要な会議に出るとおっしゃっていたので、きっと必要だと思いまして。」
ゆっくりしましょう
子どもの頃、毎月のようにウェストバージニア州の母の実家に行きました。オハイオ州の都会から出かけて農場の家に到着すると、祖母は決まって「さあさあ、中へ入って、ゆっくりしなさい」と出迎えてくれました。それは、くつろいで近況を聞かせて欲しいという意味でした。
寒さの中で
住宅支援サービスで働いていたときのことです。切羽詰まった声で電話がかかってきました。借家の暖房が壊れて、家の中は冷凍庫みたいだといいます。幼い子どもがいるのだと、声の主はパニックです。私は、ホテルに泊まって代金を大家に請求してくださいと、マニュアル通りに答えました。
名前で呼ばれる
大学で英作文を教えたとき、名簿の名前と写真を見ながら学生の顔と名前を覚え、教室に入ってくる学生たちに「こんにちは、ジェシカ」、「よく来たね、トレバー」と声をかけていました。名前で呼ばれることの大切さを知っているからです。
人生の道
新たに翻訳された聖書に「人生の道」という言葉があったのでインターネットで検索すると、人生に不安を感じている人たちの投稿がたくさんありました。異常気象、テロ、政府の政策などに危機感があるようです。しかしイエスに従って生きる人にとって、「人生の道」とは何でしょう。安全で快適に暮らすことでしょうか。それとも、それ以上のことでしょうか。
過去を捨てて
クリス・ベーカーの仕事は、悲惨な生活の象徴だった入れ墨を芸術作品に変えることです。人身売買の被害者や闇の組織の一員になっていた人は、特徴的な名前や記号などを身体の一部に彫られています。クリスは、そのタトゥーの上に新しい絵柄を施し、美しい芸術に変えるのです。
押し流されない
私たち夫婦は、学期末となった娘を迎えに100キロ離れた学校に行きました。家に帰る途中で浜辺のリゾート地に立ち寄り、お茶を楽しみました。海岸に目をやると、波に流されないようにつながれているはずの一隻のボートが、ゆっくりですが、確実に沖に向かっていました。
驚くほどの正直さ
牧師が教会役員のひとりを指名して、礼拝のために祈ってくださいと言うと、彼は「申し訳ありませんが、教会に来る途中、夫婦喧嘩をしていたので、今祈れる状態ではありません」と答えました。会堂には何とも気まずい雰囲気が流れましたが、牧師が祈って礼拝は進みました。牧師は、祈る人を抜き打ちで指名することは二度としないと心に誓いました。
堅く立つ場所
ジョージア州サバンナの歴史的風致地区の川岸は、雑多な玉石で舗装されています。地元の人によるとその石は、何百年も前に大西洋を渡ってきた船を安定させるための底荷だったそうです。ジョージアの港でたくさん船荷を積むと不要になるので、埠頭周辺の道路の舗装に使われました。これらの石は、自分の主要な仕事、すなわち、危険な大海原で船を安定させることをやり終えた石でした。