神の方位計
第二次世界大戦中のことです。小さな方位計がノース・カロライナの沿岸500キロの沖合で、27人の乗組員を救いました。ワルデマー・セメノフは商船の船員でしたが、退職後、蒸気船アルコア・ガイド号に次席機関士として乗り組みました。その船がドイツの潜水艦の砲撃を受けて炎上し、沈没しました。セメノフ機関士と乗組員は、方位計を装備した数隻の救命艇をおろして乗り移り、方位を計りながら陸地に近い航路帯を目指しました。そして三日後、彼らは救助されました。
言行一致
大学で教えている学生から、切羽詰まったメールが届きました。学期末が近づいたところで、そんな成績では来期は部活に入れてもらえないと気づいたのです。さてどうしましょう。彼には未提出の課題がありました。そこで、2日の有余を与えるので課題を仕上げるように返信しました。彼は「ありがとうございます。そのようにします」と答えました。ところが、2日経ってもなしのつぶてです。その学生は言行不一致でした。
神はそれほどまでに愛された
第一次世界大戦勃発100周年にあたる2014年7月28日、英国のメディアは4年間の大戦を回顧する討論やドキュメンタリーをいくつも放映しました。連続ドラマ「セルフリッジ英国百貨店」(ロンドンに実在するデパートが舞台)も、1914年、若い店員たちが列をなして軍隊に志願するという挿話を盛り込みました。この自己犠牲をいとわない青年たちの様子を見て、私は胸が詰まりそうでした。兵士たちはあまりにも若く、情熱的です。しかし、恐怖と悲惨の戦場から彼らが帰還できる可能性は、ほとんどありませんでした。
二頭の熊
何年も前、私たち夫婦は、ワシントン州のレーニア山に登ってキャンプをしました。ある日、夕暮れ時にテントに戻る途中、草の生えた平地で大きな雄熊二頭が殴り合っているのを見つけ、立ち止まって眺めました。近くにいた登山者に喧嘩の理由を尋ねると、「若い雌ですよ」という返事でした。
園にて
私の先祖は開拓農家でした。土地を切り開いて種をまき、そこで育てた作物で家族を養いました。我が家には、そんな農家の気質が受け継がれています。農家に生まれ育った父は、庭づくりを好みました。私もガーデニングが大好きです。草花を育て、かぐわしい香りも添えて庭を華やがせてくれるバラの世話をするのは、実に楽しいものです。雑草さえ生えなければ、言うことは何もないのですが…。
雑草と格闘するときはいつも、エデンの園のことを思い出します。そこはアダムとエバが神に逆らうまでは完璧な園でした。しかしそれ以来、いばらととげはアダムとエバ、そして庭の世話をしようとする彼らの子孫を悩ますようになりました(創3:17-18)。
さて、聖書に登場するもう一つの園は、ゲツセマネの園です。キリストはそこで苦しまれました。エデンで生まれた罪の因果を何とかする別の方法をくださいと、もだえながら父なる神に懇願されました。しかし結局は、「どうぞみこころのとおりをなさってください」と激しい苦痛を感じながらも、父なる神に自らを委ねられました(マタ26:42)。そのおかげで、私たちは今日、神のおどろくばかりの恵みを受けています。
私たちの罪を雑草を引き抜くように処理してくださる主に、どうか自分の身を委ねることができますように。
私を支える
親と車で旅をしなくなってからは、遠方に住む祖父母を訪ねることがなくなりました。しかしある年の連休、飛行機で行こうと決めて、ウィスコンシン州の田舎町にある祖父母の家に行きました。そして帰る日のことです。空港まで送りに来た祖母が不安気に言いました。「あんなに小さな飛行機に乗るのかい。誰かが下で支えているわけじゃないのに、あれで空を飛ぶなんて、恐ろしいねえ…。」祖母は飛行機に乗ったことがないのです。
香りと手紙
バラのそばを通ると、花に顔を近づけて香りを楽しまずにはいられません。甘い香りは私の心を元気づけ、前向きな気持ちにしてくれます。
神のご計画
軍隊を率いる司令官には全体を包括した戦略があるかもしれませんが、それでも個々の戦闘に対して、具体的な指令を上から受けて部下に出さなくてはなりません。40年の荒野の旅を経て、神の民は約束の地に入ろうとしていました。神は民の指導者としてヨシュアを立てられましたが、ヨシュアは、上記のことを学んでいかなければなりませんでした。
希望のさざ波
アメリカ合衆国上院議員ロバート・ケネディは、1966年の南アフリカ訪問の際、ケープタウンの大学でアパルトヘイトの反対者を前に、有名な「希望のさざ波」という演説をしました。「人はいつも、理想のために立ち上がり、人々がより良く生きられるように行動し、不正義にあらがおうとする。そのたびに、人は小さな希望のさざ波を呼び起こす。そのさざ波は、他の幾多のエネルギーや勇気の中心から生まれたさざ波と交差する。そして、その波はひとつの流れとなり、抑圧と抵抗の大きな壁を押し流す。」