Category  |  キリストのように生きる

皆に愛される訳

飛行機で隣り合わせた女性は無宗教の移民だそうですが、近所の人たちは教会に行くと言います。それでどうですか、と尋ねると、とても恩返しできないと言いました。障害者の父親のためにスロープを作ったり、介護ベッドなどを提供したりしてくれたそうです。「あんなに親切になれるなら、みんなクリスチャンになるべきです」と言いました。

感謝祭の祝福

ワンダ・デンチは2016年、感謝祭の食事にいらっしゃいと孫の携帯にメッセージを送りましたが、それを受け取ったのはジャマルでした。孫は直前に電話番号を変えていたからです。ジャマルは、自分は別人だけれども伺ってもよいかと尋ねました。ワンダは「もちろん!」と返信しました。ジャマルはワンダの家族と感謝祭を過ごし、それが毎年の恒例になりました。メッセージの誤送信が、毎年の祝福になったのです。

御子の光が反射する

不仲で疎遠だった母が、やっと会うと言ったのですが、そこは自宅から1時間以上もかかる場所でした。その上、そこに着くと、母はすでに帰っていました。私は怒ってハガキを書きましたが、神が「優しく」と促しておられる気がして書き直しました。すると、それを読んだ母が電話をかけてきて「あなた、変わったわね」と言いました。そしてイエスについて尋ねたのです。やがて母は、イエスを救い主として心に招きました。

3人の王

英国王ジョージ3世は、ミュージカル「ハミルトン」の中で、狂った悪役として滑稽に描かれています。しかし、新しい伝記によれば、そのような暴君ではなかったようです。彼が残虐な独裁者だったなら、苛烈な焦土作戦で米国の独立を阻止したはずです。しかし、「進歩的で温厚」な気質だったので、そうはしませんでした。彼は後悔したかもしれません。もっと厳しくしておけばうまくいったかもしれなかったのにと。

落胆するな

私には母のドロシーが健康だった記憶がありません。1型糖尿病のために長年、血糖値が不安定でした。合併症で腎臓を患い、生涯、透析が必要になりました。神経障害と骨折で車椅子生活を余儀なくされ、視力も失いつつありました。

関係を損なうものは何?

私はワクワクしながら家庭菜園を始めましたが、最初の実は食べ頃間際にこつ然と消えました。そしてある日、大きないちごの株が根こそぎにされ、干からびているのを見て、がくぜんとしました。そういえば小さな穴が地面にありました。ウサギが巣を作っていたのです。警告のサインに目を留めていればと悔やみました。

赤いドレスプロジェクト

イギリス人アーティストのカースティ・マクラウドは「赤いドレスプロジェクト」を発案し、84枚のワインレッドのシルクの布が、13年間、世界を旅しました。各地でその布に300人以上の女性(と数人の男性)が自分たちの物語を刺しゅうし、それでドレスが仕立てられました。彼女たちの多くは、社会で差別されたり、貧困に苦しんだりしている人々です。

イエスのように

研究者たちは2014年、オレンジ色のピグミーシーホース(タツノオトシゴの一種)のつがいをフィリピンの海で捕獲し、生息地のオレンジサンゴの一部と共にカリフォルニア科学アカデミーに運びました。ピグミーシーホースの身体の色は、親に由来するのか、環境に由来するのかを調べるためです。くすんだ茶色の赤ちゃんが生まれると、彼らは紫サンゴを水槽に入れました。すると、オレンジ色の親から生まれた赤ちゃんの身体が、紫色に変化しました。ピグミーシーホースは弱い生き物なので、環境に溶け込む天賦の力が生き残るために不可欠です。

手放す

本屋の店員のキースは、店主が2日間、休みを取って不安でした。店は順調でしたが、キースは、きちんと留守番ができるか心配でした。それで、あれもこれもと、全ての業務を神経質に細かく確認しました。ついに店主は「やめなさい」とビデオ通話で言いました。「君がやるべきことは、毎日のメールの指示に従うことだけだ。心配するな、キース。店の責任は私にある。君にではない」