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なります

シャーリーが夕方、家でくつろいでいると、窓の外で、知らない老夫婦が、古い柵を運ぼうとしていました。それで、夫と手伝いに出て、4人で台車に乗せ、大通りを抜けて彼らの家まで「エイコラ、エイコラ」と運びました。もう一枚を取りに戻ったとき、妻の方が「私の友だち、なる?」と聞いたので、シャーリーは「なります」と答えました。このベトナム人夫婦は、ほとんど英語が分からず、子どもたちは独立して遠方に引っ越して寂しかったのだそうです。

声を使って

世界的なピアニストに会わせてあげると言われました。私は音楽漬けで育ち、バイオリンとピアノを弾き、独唱者として教会等で歌ってきたので、このチャンスに興奮しました。

彼に会ってみると、ほとんど英語が通じないと分かりました。そして何と、私にチェロを渡して、弾けと言います。そうすれば、ピアノで伴奏するからというのです。私はチェロを弾いたことがありません。それで、バイオリンの弾き方を真似てキーキーと音を出しましたが、ついに訳が分からなくなったと認めて、別れました。

そして目が覚めました。すべては夢だったのです。けれども、どうして夢の中で、「歌ならできます」と言わなかったのだろうという思いが残りました。

神は、他人の益のために用いなさいと(Ⅰコリ12:7)、私たちの才能や霊の賜物を育てる道をくださいます。祈り心で聖書に親しみ、賢い指摘に耳を傾けることで、私たちは自分の賜物が分かってきます。それぞれの賜物が何であれ、時間をかけて見つけ、用いなさいと使徒パウロは諭します。霊の賜物は御霊がみこころのままに分け与えられたのです(11節)。

神に誉れを帰するために、そして、イエスを信じる人々に仕えるために、聖霊にいただいた「声」を用いましょう。

仕える人の心

料理、イベント企画、栄養管理、看護。これは、最近の母親が担う役割の一部です。2016年の調査によると、母親が子育てに費やす時間は週に59時間から96時間とのこと。道理でいつも疲れているわけです。母親になるとは、生きることを学びつつある我が子の世話に、多くの時間と労力をささげることを意味しています。

一日が長く感じられ、人の世話は価値ある仕事だと再確認したいとき、イエスが仕える人を高く評価されたのを見ると勇気をもらえます。

マルコの福音書は、弟子たちは誰が一番偉いかと口論したと語ります。そのときイエスは静かに座って「だれでも人の先に立ちたいと思うなら、みなのしんがりとなり、みなに仕える者となりなさい」(9:35)と語られました。そして、ひとりの子どもを抱き寄せると、自分以外の人、特に最も弱い人に仕える大切さを語られました(36-37節)。この答えは、神の御国で最も偉大なものに関する考えをリセットしました。神の基準は、人の世話をする意志があるかどうかです。そして、人の世話を選んだ人たちには、神のご臨在による励ましが約束されています(37節)。

家族や地域に仕えているなら忘れないでください。イエスは人のために割いた時間と労力を大いに評価されます。

姿を変えたイエスが

息子のジェフは最近、ホームレス体験に参加しました。2泊3日、氷点下の路上で暮らし、夜も屋外で眠りました。お金も食べ物もなく、見知らぬ人の情けにすがって最低限の必要を満たしました。ある日の食べ物はサンドイッチだけでした。消費期限切れのパンをめぐんでくれとファーストフード店に頼んでいたのを聞いていた人が買ってくれたのです。

賜物を喜び祝おう

重厚な音楽が鳴り響く教会堂のステージ。色覚異常のある画家ランス・ブラウンが、会衆を背に、筆を黒インクに浸して、白いキャンバスに十字架を描きました。そして、筆と手で、キリストの十字架の死と復活を物語っていきました。次に、黒い絵の具で大部分を塗りつぶし、白と青の絵の具で抽象画を仕上げます。全行程は6分弱。最後に、彼が絵を持ち上げて、上下を逆さにすると、慈愛に満ちたイエスの顔が現れました。

神のための苦労

ウィリアム・ケアリー(1761-1834)の村の人たちは、彼が宣教の父と呼ばれるようになるとは思ってもみなかったでしょう。織工の息子に生まれ、しがない靴職人として暮らしながら、ギリシャ語、ヘブル語、ラテン語を独学していました。長年の苦闘の末、宣教師になりインドに赴く夢を実現させましたが、我が子の死や妻が精神を病むなど、苦汁をなめました。長い間、宣教の成果もありませんでした。

今から始める

姉に癌が見つかった2017年2月の終わり、私は「今からは、姉のキャ ロラインと一緒にいる時間を少しでもたくさん作らなくては」と友人たちに話しました。すると、私は過剰に反応していると言う人たちがいましたが、姉は10カ月もしないうちに亡くなってしまいました。私たちは多くの時をともにしましたが、大切な人の場合、どれほどの時間を割いても十分ではありません。

今、お腹が空いてるの

トーマスはインドの貧しい家に生まれ、アメリカ人の養子になりました。やがて故郷を訪れ、子どもたちの困窮を目の当たりにしました。彼はアメリカに戻って大学を卒業し、お金を貯めて援助のために戻って来ようと思いました。

新しい計画

考古学者のワーウィック・ロドウェル博士は、引退の準備をしている時に、英国のリッチフィールド大聖堂で重大な発見をしました。建築業者が工事前の発掘作業のために床を慎重に掘っていたときに、1,200年前のものと思われる大天使ガブリエルの像を発見したのです。博士の引退は延期され、新たな興奮に満ちた多忙な人生が始まりました。