話す前に考える
家族で日本旅行を楽しんだチェンは、有名なレストランで最高の食事をして帰国の途につこうと計画していました。ところが、妻が行き方を調べておかなかったので時間が無くなり、ご馳走を食べそこねてしまいました。彼は妻に文句を言いましたが、しばらくすると言い過ぎたと後悔しました。自分で行き方を調べることもできたはずです。妻が旅行を計画してくれたおかげで素晴らしい一週間が過ごせたのに、感謝の言葉をかけていなかったことにも気づきました。
無名
昔、雑誌「ザ・ライター」に掲載されたジェイン・ヨーレンのエッセー「作者不詳になるために」をコピーし、ページが擦り切れるほど何度も読みました。彼女は「最高の作家は心の底から作者不詳と署名したい人です。内容が大切なのであって筆者が大切ではないからです」と語りました。
イエスが隠れている
友人が義理のお母さんの介護をしていたときのことです。一番して欲しいことは何かと尋ねると、足を洗ってもらうことだと言われました。友人は、それが嫌でたまりませんでした。そう頼まれるたびに腹が立って、その気持ちが見透かされないように祈ったそうです。
兄弟
私たちは年齢が近かったので、よく兄弟げんかをしました。父は自分も兄弟があるので理解してくれましたが、母は違いました。
異質な人を愛す
私の大好きな教会は、社会復帰を目指す元受刑者を応援するために、数年前に始まりました。今、あらゆる背景の人々が集まり、すばらしく成長しています。この教会は私に天国を連想させます。人々の背景は様々ですが、全員があがなわれた罪人で、イエスの愛によってひとつにされています。
神による中断
割り込んできた用事に多くの時間が割かれていると専門家は語ります。家庭でも職場でも、思いがけない用事で予定が狂ってしまうことがあります。
完全な祈りのパートナー
親しい人があなたのために祈っている声ほど心地よい音はないでしょう。思いやりと信仰による洞察力のこもった祈りを聞くと、天国が地に降りて来たような気持ちになります。
離れても見捨てない
姪が別れを告げに来たとき、こみ上げてくるものがありました。ボストン大学の大学院に通うために引っ越すのです。大学の4年間も家を離れていましたが、同じ州にいて2時間半ほど車を走らせれば会うことができました。ところが今度は千キロ以上も離れた所に行くのです。頻繁に会うことはできません。彼女を神の御手に委ねるのみです。
壁を取り除く
毎週火曜日、元受刑者の社会復帰を支援する施設でメアリーに会います。彼女は刑務所を出所したばかりで、息子から引き離され、依存症と闘っています。私の人生とはずいぶん違います。