Category  |  キリスト、神性

意外な方法

イギリスのジャージー動物園で1986年、5歳のレバン•メリット君が6メートル下のゴリラの囲いの中に落ち、両親と見物人たちは悲鳴を上げました。ところが大人の雄のゴリラ「ジャンボ」が、動かない少年と他のゴリラたちの間に立ちはだかり、彼の背中を優しくなでたのです。レバンは気が付いて泣き出し、飼育係と救急車の隊員がやって来ました。するとジャンボは、他のゴリラたちを誘導して彼から離れていきました。あれから30年以上経ちますが、レバンは今でも、大きくて優しかったジャンボのことを語ります。その予期せぬ行動は、彼のゴリラに対する印象を完全に変えました。

神はどんなお方か

夫が記念日に地元の画廊に連れて行ってくれ、好きな絵をプレゼントしてくれると言いました。それで森を流れる小川を描いた小さな絵を選びました。キャンバスには空がほとんど描かれていませんが、川面の反射によって、太陽や木々のこずえ、霧にかすんだ辺りの様子を描写しています。空を「見る」唯一の方法は水面を見ることでした。

世界が始まる前に

日曜学校のおませな生徒たちは、「永遠の神」という話をすると必ずこう質問します。「神さまに始めも終わりもなくて、ずっとずっといたのだったら、世界を造る前は、神さまは何をしていたの?」私は今まで、「それはね、神の不思議というものですよ」と答えてきましたが、最近、聖書に答えを見つけました。

思いやりの力

介護する人が患者の気持ちを理解できるようにとエイジ・スーツが考案されました。それを着ると、見えにくく、聞こえにくく、動きにくくなり、40歳ぐらい年をとったように感じます。ウォールストリート・ジャーナル紙の記者ジオフレイ・フォウラーは、これを試した後こう記しました。「この苦痛を伴う忘れ難い経験は、単に加齢について教えてくれただけでなく、仮想現実を作る器具が、いかに自分以外の世界に対する認知力や配慮を豊かにするか、教えてくれた。」

このお方はどういうお方か

学生は「筆記用具以外は全てしまいなさい」という言葉でテストが始まると分かります。一方、マルコの福音書4章によると、舟の上のイエスから教えられた、弟子たちの試験は、思いがけず湖の上でした(1、35節)。

分かってくださるお方

ジョン・バブラーは、テキサス州のある町の警察署と消防署でチャプレン(職場の牧師)ですが、長期の特別休暇を利用して警察官訓練所に通いました。自分が仕えている人たちをもっと理解したいと思ったからです。候補生たちとともに過ごし、警察官が直面する厳しい課題について学んだことで、バブラー牧師は更なる謙遜と共感を身につけました。今後は、精神的ストレス、疲労、喪失にさらされる警察官を、より効果的に支援したいと願っています。

ひとりじゃない

スヌーピー漫画で有名なチャールズ・シュルツ(1922-2000)の葬儀で、友人で漫画家のキャシー・ギーゼワイトが語りました。「チャールズは、世界中の人が共感できるようなキャラクターを描いて、『君はひとりぼっちじゃない』というメッセージを送ってくれました。励まし合ったり、同情し合ったり…。彼も私たちと同じなのだと感じさせてくれました。」

永遠の救い主

世界最高齢のジェラレアン•タリー氏は、2015年6月、116歳で亡くなりました。エルサレムは1995年に建国3千年を祝いました。人は116歳、町は3千年で長生きだと言われますが、樹木ならば、もっと長寿です。カリフォルニアのホワイトマウンテンに生息するブリッスルコーン•パインは、推定樹齢4800年以上で、族長アブラハムの時代の800年前から存在しているのです。

恐れることはない

聖書の中で天使が登場するとき、最初の言葉は大抵、「恐れるな」(ダニ10:12、19、マタ28:5、黙1:17)です。超自然的な存在との遭遇に腰が抜けるほどの恐怖を感じても無理はありませんから、当然の言葉でしょう。しかし、神は人を怖がらさないようにこの地に来られた、とルカは語ります。イエスという赤ん坊として、馬小屋に生まれ、飼い葉桶に寝かせられたのです。赤ん坊ほど怖くないものが、他にありますか。