正しい場所で咲く
くわを私に手渡しながら、父は「生えてほしくない所に生えたものは雑草だ」と言いました。私は豆の間に偶然に生えていたトウモロコシを残しておきたかったのですが抜くように言われたのです。1本のトウモロコシが豆の栄養を奪って、その成長を阻害してしまうからです。
導かれるままに
子どもの頃、日曜日の夕拝に行くのが楽しみでした。夕拝とは、帰国中の宣教師などが心躍る話をしてくださる場所だったからです。彼らの話に私の信仰は鼓舞されました。神に仕えるために喜んで家族や友人を離れ、家や財産、良い仕事を捨てて見知らぬ土地、時には危険を伴う土地にさえ出ていった人たちだったからです。
迎合する
リーはよく働くまじめな銀行員ですが、信仰に生きようとすると「空気を読めない人」になってしまうことがあります。例えば、休憩中に「不適切」な会話に加わらないということなどです。彼は教会の先輩に「みんなに合わせていないと昇進が遅れるかもしれないと不安です」と話しました。
神の臨在の中で
ブラザー・ローレンスは17世紀の修道士で修道院の調理係でした。仕事を始める前に必ず「我が神よ。御恵みによってご臨在の内に置いてください。仕事を助けてください、私のありったけの愛を受け取ってください」と祈りました。そして、仕事中も絶えず神に語りかけ、神の御声に耳を傾け、忙しい時間でも合間を見て神を仰ぎ、神に仕事をささげました。何があっても造り主の愛を追い求め、それを手にしました。
近道
友だちの庭は、よく手入れされ、春の日を浴びて百花繚乱です。「何もせずにこれが手に入ればいいのに」とナンシーは羨ましそうに言いました。
やる気は神のために
少し前に「やる気のある人の会」に入会しませんかという誘いを受けました。そこで「やる気」という言葉を辞書で調べてみると、やる気のある人とは、成功に対する意識が高くそのための努力を惜しまない人のことだと分かりました。
誉れには誉れを
アーリントン国立墓地の無名戦士の墓の衛兵交代式は、簡素ながら荘厳で感動的です。一糸乱れぬ動きは、その名も、その功績も、神のみが知る兵士たちへのささげものです。その式は、見物者が立ち去った後も、一定間隔で行われます。どんな天候でも必ず毎日一定間隔で続けられることにも感動させられます。