Category  |  クリスチャンの共生

キリストの共同体

ジョードンは言いました。「成功する唯一の方法は、妻や子どもたち、家のことを忘れることだと分かっていた。でもそれはできない。僕の心には、彼らが刻まれているのだから」と言いました。ジョードンは、人里離れた極限の環境で、誰が一番長く持ちこたえるかというリアリティーショーに参加していました。彼を離脱させたのは、熊でもいてつく寒さでもけがでも空腹でもありません。圧倒的な孤独感と家族を恋しく思う気持ちでした。

イエスのもとに共に集まる

ある困難な状況があって、精神的にも信仰の面でも苦しんでいた時、教会から離れることは容易だったでしょう。何でそんなにこだわるの、と思うこともありました。しかし、日曜日礼拝を続けなければと思いました。その状況は、何年も続きましたが、信仰の兄弟姉妹と礼拝や祈り会、聖書の学び会に集うことは、忍耐と希望を失わないよう、自分を支える力になりました。礼拝説教や学びを通して心が軽くなるだけでなく、傾聴、慰め、ハグなど、その時々に必要だったものを与えてもらいました。

天国の主人

シンガポール労働省は2022年、全ての外国人家事労働者に最低月1日の休日を与えるよう通達し、1日分の賃金の上乗せは適用できないと決めました。しかし雇用主たちは、介護や家事の担い手が無い日ができると憂慮しました。その問題は外部委託で解決されましたが、使用人に休息の必要性があることをおもんぱからない態度は、簡単には解消しませんでした。

礼拝は祝祭

大きなイベントで自分は変わったと感じる人がいます。ダニエル・ヤドキンら研究者のグループは、2日以上続いた英国や米国の大きなイベントに参加した1200人余りを対象に調査し、大きな祭典が人々の道徳観に影響を与えたり、分かち合いの精神を高めたりすると発見しました。その調査によると、参加者の63パーセントは「自分が変わった」と感じ、人とのつながりを大切に思い、家族や友人、他人にさえ寛容な気持ちになれたといいます。

嫌な臭い

以前、椅子でくつろいでいると、末娘が2階から降りてきました。そして、まっしぐらに向かって来るや、私の膝に飛び乗りました。ハグをして、おでこに優しくキスすると、娘はキャッキャッと声を上げました。しかし、すぐに顔をしかめ、コーヒーカップを厳しい目でちらっと見ると、真顔でこう言いました。「パパのこと、大好きよ。でも、パパの匂いは嫌い」

小さな親切

アマンダは老人ホームを巡回する看護師ですが、11歳の娘ルビーをよく一緒に連れていきます。ルビーは時間つぶしに「3つだけ欲しいものがもらえるなら、それは何ですか?」とホームの住人に尋ね、その答えを書いていました。驚いたことに、多くの望みは、ソーセージやチーズ、チョコレートパイやアボカドというちょっとした物でした。そこでルビーは、クラウドファンディングをして、彼らの望みをかなえています。プレゼントを配るときはハグをしました。「元気をもらうの。本当に嬉しくなるの」と彼女は語ります。

今日、私があるのは

トーマス・エジソンは、学校になじめず成績も良くない7歳の少年でした。ある日、先生から「とんま」と言われて憤慨し、翌日からは、教師だった母親と家で勉強することになりました。母の愛と励まし、そして天賦の才によって、エジソンは偉大な発明家になりました。彼は後に「今日私があるのは母のおかげです。必ずや立派になると真摯に信じてくれました。この人を失望させないように全力を尽くそうと思っていました」と書いています。

神はご存じ

大きな抽象画の下に絵の具の缶と筆が置かれていました。訪れたカップルは、それが誰もが参加できる「進行中の作品」と思い、一筆加えて帰りました。ところが、絵の具や筆は、作品の一部として置かれていたのです。防犯カメラの映像を見た関係者は、彼らの説明に納得し、告訴しませんでした。

真の自由

高校生の美鈴は電車の中で教科書を読んで下線を引いたり、余白にメモしたりしていました。ところが、近くの席の親子の会話を聞いて手を止めました。母親が図書館の本に落書きをしてはいけないと、子どもに諭していたのです。美鈴はペンを片づけました。その子は、自分の本と借りた本の違いが分かる年齢ではなさそうだったので、美鈴を見て、子どもが親の注意を聞かなかったら良くないと思ったからです。