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最高に充実した人生

人間の生のあるがままの状態は、17世紀の哲学者トマス・ホッブズの有名な一節によれば、「孤独で、貧しく、卑劣で、残酷で、短い」ものだそうです。そして人間には、自分が優位に立つために戦おうとする生来の性質があるので、法と秩序を保つために「政治体」を設けることが必要だといいます。

喜びの理由

新学期が始まると、14歳のシー・ジェイは下校のバスからピョンと飛び降り、家まで踊って帰ります。母親がその様子を動画でシェアしました。なぜ踊るかといえば、人生を楽しみ、自分の動きで人々をハッピーにしたいからです。ある日、ふたりのゴミ収集員が、忙しい中、シー・ジェイに感化され、一緒に体を揺らし、ステップを踏み、くるくる回っていました。その姿は、心にこみ上げる喜びは伝染すると伝えます。

何でもやる

自称「天才」が、世界の恐怖や腐敗、無知や貧困についてわめきちらし、この世は不条理で神はいないと断言する映画がありました。珍しい話ではありません。変わっているのは「ちょっとでも幸せを感じることは、何でもやってくれ」と最後に観客に訴えることです。そこには背徳も含まれます。

微笑むイエス

映画でイエスを演じるとしたらどうしますか。これがブルース・マチアーノの挑戦でした。彼は、1993年の聖書映画『マタイ』でイエス役でしたが、多くの人のイエス像が自分の演技で決まってしまうかもしれないと思い、大きなプレッシャーを感じていました。マチアーノはイエスの姿を示してくださいと真剣に祈りました。

神に飢え渇く

その人はイエスを新たに信じ、すごく聖書を読みたかったのですが、爆発事故で視力と両手を失っていました。唇で点字を読めると聞いて試してみると、唇の神経も損なわれていることが分かりました。その後、舌で点字を感じられると分かり、聖書を大喜びで読みました。

悲嘆が喜びに

狼の生態に詳しい映画制作者のジム&ジェイミー・ダッチャー夫妻によると、狼は嬉しい時にはしっぽを振って跳ね回るそうです。しかし、群のメンバーが死ぬと数週間も悲しみます。仲間の最期の場所を訪れ、しっぽを下げ、哀悼の声をあげると言います。

耐える信仰

アーネスト・シャクルトン(1874-1922年)は、1914年、南極大陸横断の探検隊を率いましたが、ウェッデル海の厚い氷に囲まれ船が難破します。船の名は「エンデュアランス号」つまり「忍耐」という意味ですが、まさに生還に向けた耐久レースが始まりました。助けを呼ぶ通信手段が無い中、彼らは救命ボートで最も近い陸地、エレファント島に渡りました。そして、シャクルトンと5人の隊員は仲間を残し、1,300キロ以上も離れたサウス・ジョージア島に救援を呼ぶために出発し、2週間後に到着しました。この探検の失敗は、勝利として歴史に残りました。その勇気と忍耐のおかげで全員が生還したからです。

喜ぶ心

作家のビル・シャピロは、自分に喜びをくれる大切なもの、絶対に手放したくないものについて人々にインタビューし「とっておきたいもの」という本にまとめました。

希望はあるのか

エドワード・ペイソン(1783年-1827年)の人生は災難つづきでした。弟の死、双極性障害の苦しみ、連日の偏頭痛。その上、落馬事故の後遺症で腕は麻痺し、結核で死にかけました。しかし、彼は人生をあきらめませんでした。死後、友人たちは、彼が喜びに満ちていたと言いました。なぜでしょう。