本物のイエス
読書会が始まって小説のあらすじの説明がありましたが、ジョアンには話の流れも登場人物も全く覚えがありません。やがて、間違えて課題図書と似た題名のノンフィクションを読んだからだと気付きました。その別の本も確かに面白かったのですが、正しい本を読んだ仲間たちと意見交換することはできませんでした。
あなたはどなたですか?
ルイス・ロドリゲスはコカインを売って16歳で服役し、成人すると今度は殺人未遂で無期懲役となりました。しかし、神はその只中で彼に語られました。ルイスは、信仰深い母に連れられて教会に通っていた少年時代を思い出し、神に捕えられたと感じて、己の罪を悔い改めキリストを信じました。
小さな始まり
一般に「世界の七不思議」といえば、7つの古代建造物ですが、ブルックリン橋は、1883年の完成当時、8番目の不思議と言われました。しかし実際は、橋塔から橋塔に張られた細い1本のワイヤーで始まりました。やがて、各々5千本以上の亜鉛メッキのワイヤーをより合わせた巨大な4本の鋼索による吊り橋が完成しました。
心のリズムが一つに
文字が発明されるずっと前から、昔話は人々の心を捕えてきました。物語は知識を伝える手段でもあります。「昔々……」と始まると、私たちは皆、ワクワクしながら耳を傾けます。物語には人を楽しませる以上の力があります。最近の研究によると、物語を一緒に聴いている人たちの心拍が同期するといいます。心拍は人によっても違い、同じ人でも時間帯で変化します。ところが、同じ物語を一緒に聴いている人たちの心臓は、同じリズムで拍動していると報告されました。
悔い改めの報い
グレイディはちまたで「くず」と呼ばれ、車のナンバープレートにもそう記していました。そして中年の賭博師、詐欺師、不倫男にふさわしいあだ名だと自負していたのです。破産してお先真っ暗、神から遠く離れていました。しかしある晩、神の御霊にお前は罪人だと迫られたのです。彼は墓場まで持っていくつもりだった己の罪を告白し、イエスに赦しを乞いました。彼は妻に「俺は救われたと思うよ」と語りました。かつては40歳まで生きないだろうと思われていた人が、イエスを信じ、神に仕えて30年経ちました。ナンバープレートの装飾も「悔い改めよ」に変えました。
行いに表れる信仰
竜巻が、2021年の6月の夕刻、ある地区を襲い、1棟の納屋が倒壊しました。それは1800年代から受け継がれた納屋だったので、その家の人にとっては悲しい出来事でした。翌朝、教会に車で向かっていたジョンとバーブは、倒壊した納屋を発見し、何かできないかと考えました。車を止めて家の人に尋ねると、片付けの手伝いが必要とのことでした。2人は家に舞い戻り着替えて再訪すると、丸1日かけて、散乱した瓦れきやごみの片付けを手伝いました。2人は、人助けという行動で信仰を表しました。
根本たる心
ロンドンで1854年、原因不明の死者が多数発生しました。人々は大気汚染のせいだと考えました。実際、テムズ川の汚水が放つ悪臭は、季節外れの熱波のために「大悪臭」となっていました。しかし、大気汚染ではなかったのです。ジョン・スノウ博士の調査で、汚水が発生源となって、コレラがまん延していると分かりました。
心の故郷
迷子犬のボビーは、飼い主が夏の休暇を過ごした時にはぐれてしまいました。家から3500キロ以上離れた土地です。一家は必死で探しましたが見つからず、傷心のうちに帰宅しました。
救いの奇跡
ブロガーのケビン・リンの人生は破滅寸前。実際に頭に銃口を当てたと言います。しかし、彼は「誰かが超自然的に部屋に入って来て、私の人生に介入しました。その時、私は、今の私が『神』と呼ぶお方に出会ったのです」と語ります。神はリンの自死を阻み、神の愛で包まれているという絶対的な安心を与えてくださいました。その後、リンは神と出会うという体験を世界中の人々に分かち合おうとYouTubeに自分の証を投稿し、他の人の証も投稿しています。