Category  |  祈り

ランドリー・デー

コロラド州の教会の牧師、チャド・グラハムは、近隣の低所得の人の地域を車で走りながら住民のために祈りました。小さなコインランドリーを見かけて中に入ると、利用客でいっぱいでした。その時、乾燥機を使いたい人に硬貨の持ち合わせがないかと尋ねられました。それがヒントになり、グラハム師と教会の人たちは、週一で「ランドリー・デー」を始めました。教会員は硬貨と洗剤を寄付し、利用客とともに祈り、ランドリーのオーナーを支援しています。

彼方からの声を聴く

携帯電話やWi-Fi、電子レンジさえ無い…。それが「アメリカで最も静かな町」と呼ばれるウェストバージニア州グリーンバンクの生活です。ここには世界最大の可動式電波望遠鏡があって、深宇宙の中性子星や銀河が発する電波を「聴く」ために「静かな」環境が必要です。サッカー場より大きな開口面を持った望遠鏡は、電波の送受信が法律で厳しく規制されている広大な地域の真ん中にあります。

祈りで愛する

信仰のために投獄されている宣教師が、面会を許された妻に「人々はまだ私のために祈っていますか」といつも尋ねます。彼の命は、劣悪な環境や周囲の敵意により、常に危険にさらされているので、世界中のキリスト者は熱心に祈っています。彼は、神が祈りを力強く用いられると信じているので、信徒の祈りが続いていることを確かめたいのです。

ささやきの回廊

セント・ポール大聖堂のドーム状の塔の見物客は、259段の階段を上がり、ささやきの回廊に行くことができます。そこでは、小さなささやきが、円形の通路沿いのどこでも聞こえます。30メートルも離れた反対側でさえ聞き取れるのです。この特殊な現象は、ドームの形状とささやきの微弱な音波が関係しているといいます。

荒野のヒマワリ

夫婦でワイオミング州の荒野を散策していると、ヤマヨモギやイラクサ、サボテンなどしか育たない干からびた地に、一本のヒマワリを見つけました。園芸用ほど背が高くありませんが、同じように色鮮やかで心を明るくしてくれました。

輝く光

祈りを教える5週間の講座を教会に頼まれましたが、期待に応えられるか、好感を持たれるか不安でした。それでカリキュラムやスライド、資料などを完璧にしようと力んでいましたが、自分から参加を呼びかけることはしませんでした。

祈りの卵

コマドリが我が家のデッキの軒下に巣を作り、安全な場所に草を詰めた後、卵を温め始めました。私は毎朝、その様子を楽しんで見ていましたが、なかなか変化は現れません。卵がふ化するのに2週間もかかりました。

単純なお願い

網膜剥離は治らないと言われ、15年間、目が見えず、点字を習い、杖と盲導犬に支えられていたモンタナ州のある女性の人生は、夫が別の眼科医に尋ねた単純な質問で変えられました。「妻を助けられませんか」。再診の結果、女性の症状は網膜剥離ではなく一般的な白内障だったと分かりました。右目を手術し、翌日眼帯が取れると、視力は戻っていました。その後、左目も手術で癒されました。

とりなしの祈り

ある土曜日、遅い昼食を取るために家族でレストランに入りました。夫は、ウエイターが分厚いハンバーガーとパリッと揚がったフライドポテトを持って来ると、彼に名前を尋ねて「食前の祈りをするけれど、君のために何か祈れますか」と尋ねました。アレンという名のウエイターは、戸惑い気味でしたが、短い沈黙の後、友人宅に居候してソファーで寝ていることや車が故障して、貯金も無いことを打ち明けました。