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父なる神の御顔

父は優しい人でしたが、愛情を顔に表さない人でした。子どもの頃、父の顔を見つめて、笑顔を探そうとしたものです。顔はその人を表します。しかめっ面、仏頂面、笑顔、目尻の皺などは、無言で本当の気持ちを語ります。

神に近づく

ある女性が祈ろうとしていました。彼女は椅子を持って来て、その前にひざまずき、涙ながらに「親愛なる天の父よ、ここに座ってください。お話があります」と言いました。そして、誰もいない椅子を見つめながら一心に祈りました。彼女が神を信頼し、そこに座って彼女の訴えに耳を傾けておられるお姿を思い浮かべながら、心から祈っていることは明白でした。

五本指の祈り

祈りは神との対話であって、形式ではありません。しかし、時には形式を利用して祈りを新鮮にすることも必要です。詩篇や「主の祈り」などの聖書のみことばを、そのまま祈るのは一案です。また、「賛美・告白・感謝・願い」という4ステップの祈りもあります。最近、他の人のために祈るときに使える、「五本指の祈り」というのがあると教えられました。

ともに過ごす

親戚の結婚式から車で二時間かけて帰る道、母が仕事はどうかと尋ねました。この質問は三度目です。そのたびに、初めて聞かれたかのように同じ答えを繰り返しながら、どうやったら記憶に留めてもらえるかと考えていました。母はアルツハイマー病で記憶力が落ちています。いずれは、行動にも影響が出て話すことさえできなくなるでしょう。

心の姿勢

夫が礼拝賛美でハーモニカを吹いていたとき、時々目を閉じていました。理由を尋ねると、目を閉じると集中できるので、すべてを神にささげて賛美する最高の演奏ができると言いました。

神の呼びかけ

ある朝、私の娘は息子をあやそうと、少しだけ携帯電話を持たせました。するとすぐさま私の携帯が鳴り、受話器の向こうに孫の声が聞こえました。どうやら偶然、私の電話番号の短縮ボタンを押したようです。孫は生後11か月ですが、私の声が分かったようです。私は彼に大好きだよと話しかけ、私たちは「おしゃべり」をしました。それは忘れがたい思い出です。

真の友であること

詩人サム・ウォルター・フォス(1858-1911)は「道路わきの家」と題した詩で「道路わきの家に住ませてもらえるなら、皆の友人になりたい」と書きました。私も同感です。私は、人にたたかれ、不当に扱われ、傷ついた旅人、幻滅という人生の重荷を負っている旅人の友となり、彼らが元気を回復し爽やかに旅をつづけて行けるように、温かくもてなしてあげたいのです。私は、彼らの問題を解決することも、彼らの弱点を直すこともできません。しかし、彼らを祝福することはできるはずです。

5分前ルール

母と子の間に5分前ルールがある家の話を読みました。子どもたちは毎朝、学校に行く5分前に準備を済ませて母親の周りに集まります。すると、母親は子どもたち一人ひとりの名前を言って、神がその一日を祝福してくださるように祈ります。そして「行ってらっしゃい!」と言うと、子どもたちは元気に駆け出すのだそうです。近所の子どもが通りかかると、その子も祈りの輪に加わりました。子どもの一人は、何年も経ってから当時を振り返り、その日のために祈ることの重要性をこの体験から学んだと語っています。

あきらめないで

信仰の先輩で50年来の友であるボブ・フォスターは、私を支え続けてくれます。人生最悪の時でさえ、彼の友情と励ましに助けられました。