神の約束にすがる
昼休み、皆の机の上に部長からチョコレートが配られていたのに、ウエンディの机にはありません。彼女は親しい同僚に「なぜ?」と言いました。上司はこう明かしました。「あのチョコレートはまだ十分おいしいけれど、ちょっと古かったからね。妊娠中のウエンディに万が一のことがあってはいけないから」。そして笑いながら「他の皆はねぇ……」と言いました。
絶望的な状況
エイミーとアランの赤ん坊ジェムは、18トリソミー症候群と診断され、生後数日から数週間の命だと言われました。医者は、治療する意味がないと冷たく言い放ちましたが、母のエイミーは「私はあきらめません」と言って娘を連れて帰り、祈り、愛情を注ぎました。
全ての言語で
アテネ中心部のある教会で、神の愛が母国の人々に届くように、仏語、独語、スロバキア語、ギリシャ語、英語など、さまざまな言語で祈りがささげられました。ペンテコステ当日だったこともあり感動はひとしおでした。
辛苦を無駄にしない道
その痛みを無駄にしないでね、という彼女の言葉に、急死した彼女の息子の葬儀を司式した過去を思い出しました。彼女は心の痛みを知っています。同時に辛苦を無駄にしない道があることも実体験から分かっていました。神は、ご自分の栄光のために、また、人を助けるために、それを用いることができるのです。
憐れみ深い
友人のビルは昔、はしごから落ちて、胸から下がまひ状態です。今度は、手術中に重度の感染症にかかりました。入院中の彼から新たな試練の経緯を聞いていると、「傷跡を見せようか?」と毛布を持ち上げました。そこには治療のために切開した大きな傷跡がありました。「痛い?」と聞くと「感覚はないよ」と答えました。
神は最善を知る
めいの病気に効く自然療法のことを聞いたのですが、彼女の母親は、娘の病歴から、副作用のことを心配しました。説得しようかと思いましたが、結局、何も言いませんでした。めいのことがどんなに心配でも、まだ未成年ですから、母親の意見を尊重するしかありません。
栄光なる啓示
中世の神学者トマス・アクィナスは、神を追い求めて生きたいと願って苦難を耐えました。彼はドミニコ会という清貧な生活と学びと説教に専念する修道会に入りたかったのですが、それに反対する家族に1年間監禁されました。生涯を懸けて聖書と被造物を研究し、100巻近くの著書を記した後、神を強烈に体験しました。そして、今まで自分が書いてきたものは、まるで藁(わら)くずのようなものだ。このような栄光を体験したからには、もう書くことはできないと語り、その3カ月後に亡くなりました。
支援の手
黒人や移民が、カリフォルニア州のコロナドで不動産を借りたり購入したりすることは、1900年代初頭、法律で禁止されていました。奴隷出身の黒人男性のガス・トンプソンは、その差別的な法律ができる前に土地を買い、下宿屋を営んでいました。1939年、ガスはアジア系の家族にその家を貸し、最終的には、その土地を彼らに売りました。約85年後、そのアジア系の家族は、その地を売却し、その大部分をサンディエゴ州立大学の黒人学生センターに寄付し、ガスと妻エマの名前を冠するように働きかけました。
永遠に失われない喜び
ノルウェーのある村に、2014年、道を渡る際にふざけることを促す標識が立てられました。その目的は、ふざけて歩く本人や周りの人が一時の笑いを楽しみ、村を明るくすることでした。この種の「おふざけ」は、落ち込んだ心を一時でも和ませ、笑顔をくれます。