とこしえに信頼できるお方
ある日、予定が狂って、息子の迎えの時間に遅れてしまいました。私が教室に駆け込むと、彼は先生の隣でリュックを抱きしめて座っていました。「ごめんね、大丈夫?」と声をかけると、彼はため息を漏らしました。「うん。でも頭に来てる」。当然です。私だって自分に腹を立てているのですから。私は息子を愛していますが、彼の期待に添えないことがあります。また、息子が神に失望する日もあるかもしれません。ですから、息子にしっかり教えたのです。神は絶対に約束を破らないと。
どんなときも
手術は失敗だったので5週間後に再手術を受けるようにと主治医がジョーンに告げました。不安が募ります。ジョーンと夫は高齢で、子どもは遠方に住んでいます。再手術のために自分たちだけで、車で不慣れな土地に行き、複雑な医療手続きを済ませ、初対面の専門医と話をするのです。心が折れそうでした。しかし、神は助けてくださいました。道中カーナビが壊れましたが、地図を頼りに予約時間に間に合いました。神が知恵を下さったのです。病院ではキリスト教の牧師に出会いました。彼は祈ってくれただけでなく、いろいろと助けてくれました。神は助け人を送られたのです。そしてジョーンの手術は成功しました。
身を避ける場所
フィルとサンディは、難民の子を2人引き取りました。そのような子の話に心を動かされたからですが、空港から帰る途中の車内では沈黙でした。大丈夫でしょうか。この子たちは文化も言語も宗教も違うのです。しかし、彼らが「身を避ける場所」は、この夫婦です。
変わることのない神
灰色の地面に残された靴跡の象徴的な写真があります。1969年、宇宙飛行士バズ・オルドリンが月面に残したものです。それは今もそのままの可能性が高いと科学者は語ります。月には風も水も無いため、表面が浸食されないからです。
孤独な時
夕方7時、ホイリャンは台所で残り物を食べていました。すると、一家だんらんの笑い声が静寂を破りました。アパートの隣の部屋に住むチュア一家の夕食が始まったようです。ホイリャンは、妻が亡くなってから一人暮らし。今や孤独を道連れに生きることを学び、当初の刺すような痛みは、鈍い慢性痛になりました。しかし、なぜか今夜は、一つの茶わんと一膳の箸しかない食卓の光景に心をかき乱されたのです。
神の御手は届く
身体検査を受けて所内に入り、面会簿に記名して混雑した待合室の椅子に座りました。ため息をつく大人や駄々をこねる幼い子どもたちを見ながら、私は心の中で祈りました。かなり待たされてから、武装した看守が名簿を読み上げ、部屋に案内されると、指定された椅子に座りました。厚いガラス窓の向こうに継息子が座り受話器を手にしたとき、私は自分の無力さに圧倒されて涙を流しました。しかし、神は慰めてくださいました。彼はまだ、神の御手の届くところにいると。
平凡な日々の祝福
通勤電車になだれ込む人々を見ていると「憂うつな月曜日がやってきた」とため息が出ました。車両いっぱいの眠くて不機嫌そうな顔は、職場に行きたい人は一人としていないと思わせます。空いたスペースに割り込んだり、無理やり入って来る人がいたりすると、彼らは眉間にしわを寄せるのです。「ああ、また、平凡な1日が始まる」
物語を伝えなさい
リンカーン大統領の息子、ロバート・トッド・リンカーンは、3つの重大事件の現場に居合わせました。自分の父の臨終、そして、ガーフィールド、マッキンリー両大統領の暗殺現場です。
あなたは何を選びますか
ニュージャージー州の水泳インストラクター、アンソニーはニューアーク湾に沈んでいくSUV車を見つけ、「助けて!」と中から叫ぶ声を聞きました。岸辺に野次馬が群がっています。アンソニーは岩場の端に駆けつけると義足を外して飛び込み、68歳の男性を車から脱出させ岸辺まで連れ帰りました。彼の決断力と行動力が1人の命を救ったのです。